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ミリメートル
2026-04-03 21:51:24
1239文字
Public
スケ荼
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スケ荼SS📻️
自分語りに構ってもらえてキュンとする荼毘くんの話です。あんまり関係ないけど
きみも悪い人でよかった
とか
傲慢
とか聴きながら書きました。
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そんな話を聞かせてやった。退屈そうな顔を隠さない男の第一声は「いつ蝋燭の火を吹き消すのかと思った」だった。俺の身の上話は怪談と大差ないらしい。
騒音がなんたら体質がかんたらと、まだごちゃごちゃ言っている。男が肌身離さず持ち歩くノーパソにカタカタ打ち込んだかと思うと、程なくして液晶画面を眼前に突きつけられる。『ブラウンノイズの検索結果』が表示されていた。俺はその内容にろくに目を通さず、へえとかふうんとか、適当な相槌をしたと思う。
お前のそういうところが好ましい。俺のつまらない話よりお前の話が聞きたい。素直な気持ちほど打ち明け方を知らず、困った。本当は口下手なんだ。
やがて火傷まみれの手が、指が、重たい前髪を暴き始めて驚いた。小さい黒目には「どういうつもりだ」と書いてある。俺にも分からんとは返事をせず笑ってしまった。だって、捻くれ者のくせに目が雄弁なんて可笑しい。
薄情そうであまり泣かなそう。でもこの鼻筋を涙が滑るところは見てみたい。固く結ばれがちな薄い唇が開くと、機知に富んだ暴言が飛んでくる。子どもウケの悪いびっくり箱みたい。触ったり触られたりする内に(
――
あれ?)、男の性質が少しだけ分かったような気がした。大きい手のひらと神経質な指先がミスマッチな気がしてまた可笑しい。
そういえば、こいつがカタカタやってるときの音は雨音に似ていると思った。お前の側ならよく眠れちゃうかも。なんてな。
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