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萩月
2026-03-27 20:44:10
3276文字
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【パロディ】アタル少年と小2ブロッケンのお話
高校2年生くらいのアタル少年と小2ブロッケンくんの話を置いておきます。
他のことははっきり決めてませんので、ふんわりした感じでお読みくださいです。
1
2
《前提的な設定》
家出をした不良少年アタルくん(高2か3)が突如家に戻り学校にもちゃんと行くと言う。
理由を尋ねると恋人ができたから、その子の為に真っ当になろうと思い改めたという。
意外な理由ではあったが、喜び安堵する両親。兄と会えて嬉しい弟。
ちなみにどんな子なのかと何の気なしに尋ねると、
「小2」
「アカーーーーン!!!」
○○のいうとおりっ!
※スグルさんは小4か5くらいのイメージ
「ただいま〜 今日のおやつなーにー?」
スグルが自宅のドアを開けると、ぱたぱたと軽やかな足音が近づいてきた。
「おう!おじゃましてます!」
「あれ、ブロッケン?今日約束してったっけ?」
迎えてきたのは年下の友人、ブロッケンだった。一緒に遊ぶ日もあるが、果たして今日はそうっだったか?スグルが疑問符を浮かべていると、ブロッケンはふふん、小さな胸を張る。
「今日は隊長とやくそくしたんだ」
「あ、なるほど」
ブロッケンはいつの間にかスグルの兄と親密になっていた。弟の友達、友達の兄を通り越して当人同士が“仲良し”らしい。最初はその歳の差、加えて兄の様々な事情(割愛)もあって驚いたが、今となっては二人で過ごしている様子も見慣れたものだ。
スグルが靴を脱いでると、ふわりと甘い香りが鼻を掠めた。
「む、美味しそうなにおいが
……
クッキーか何かとみた!?」
目を輝かせキッチンの方に走りださんとしたが、ブロッケンに服を引っ張られ阻止される。
「あっ!まずは手をあらって、うがいがさき!」
「まるでママみたいなこと言うの〜」
「ウフフ、頼りになるわね、ブロッケンちゃん」
スグルの発言に呼応するように母・小百合が顔を出した。頼りになる、という言葉にブロッケンはにっこりと得意げな笑みを浮かべた。
「おう、おれは、キン肉マンのあによめだからな!」
朗らかな空気にぴしりと亀裂が入った。
「それ、意味わかって言っとる
……
?」
スグルがおそるおそるブロッケンに目線を合わせながら確認すると、ブロッケンはきょとんと目を丸めて答える。
「
……
?隊長はキン肉マンの兄ちゃんだろ?その隊長とおれはなかよしだから、おれはキン肉マンにとってはあによめなんだって!隊長が」
「あら〜〜そうなの〜〜アタルがね〜〜」
「ママ
……
!」
スグルは背にしていても分かった。母が笑みを浮かべながらも、怒りを湛えていることを。たまにパパがやらかした時に見るやつ!
その時、玄関の扉が開いた。
「あっ、キャプテーン!」
ブロッケンの喜ぶ声に、渦中の人物・アタル少年は目を細める。弟のことも視界に収めると、ウンウン、我が家はいいなと呑気に頭の隅に浮かべていた。
「ブロッケン、待たせてすまなかったな。代わりにお前の好きなものを」
靴をさっと脱ぎ、当然の様に己よりずっと小柄な身体を抱き寄せようとした時だった。後ろから信じられないくらい強い力で肩を掴まれた。
「ブロッケンちゃん、ごめなさいね、アタルと大ッッッ事なお話があるから、スグルと遊んであげてて」
小百合はアタル越しにブロッケンに話しかける。その間もアタルの肩にはミシミシと母のアイアンクローが決まっていく。
そんなことには気付かないブロッケンは、素直にその言葉を受け入れた。
「うーん、大事ならしかたないな。キン肉マン、てあらったら遊んでやるぜ!」
「私の方が年上なんだけど~」
スグルは焼きたてクッキーは大分名残惜しかったが、今はこの場から離れた方がよい、と本能的に察知していた。ご家庭の教育の賜物である。
小学生コンビが手洗い場へ向かったのを見送ると、小百合は長男へ怒気を隠さない声を発した。
「アタル、こっちへ来て座りなさい」
「
……
アッ、ハイ」
アタルは理由はまだわからない。だが、今この瞬間は母の言うとおりにするのが正しい──それしかない、と察したのだった。
end
とりあえず問題なのは、幼心に嘘を吹き込むことです!!(余罪多数)
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