【能楽鑑賞】#254 第四回 士乃武能

狂言「内沙汰」 能「卒都婆小町」

第四回 士乃武能

国立能楽堂
2026年2月22日(日)13:00開演

仕舞「草紙洗小町」金春憲和
仕舞「通小町」  本田光洋

狂言「内沙汰」
右近:野村萬斎
 妻:野村裕基
後見:高野和憲

解説 金子直樹

能「卒都婆小町」
小野小町:高橋忍
   僧:福王和幸
  従僧:矢野昌平 → 村瀬慧(変更)

*・*・*

久しぶりの能楽堂公演でした。
しかも国立能楽堂に来るのは、昨年のクリスマスイブ以来!😳

やはり能楽堂ってパワースポットだと改めて思いました。この日は心のデトックス効果を凄く感じました😁👍✨


※初見以外の演目は、あらすじ割愛させていただきます🙇


小舞

久しぶりに金春流の舞台を観た気がするが、まず地謡が綺麗だと感じた。あの独特の謡が身体の中に浸透する感じ。

演目はメインの「卒都婆小町」に合わせて、こちらも小町尽くし。「通小町」の深草少将が百夜通い指折り数える姿は、後に見る「卒都婆小町」にもあり、「あっ!」となったので、こういう番組構成は凄く好き。



狂言「内沙汰」

鑑賞2度目の演目。
しかも前回は、萬斎さんはアドの妻役だった⬇️

【能楽鑑賞日記】#112 国立能楽堂 定例公演
https://privatter.me/page/65e0a4f012e79

脇正面からの鑑賞だったので、推しの美しい横顔をガン見し放題(笑)

この日は、後から呼び出される妻役の裕基くんの第一声が萬斎さんそっくりで一瞬分身したのかと思ったほど(笑)。
パッと見、可愛い奥さんなのだが、やはり怒ると怖かった🤣👍✨

後半は、シテの右近が現実と練習が混乱するあたりで、萬斎さんのこめかみに珍しく光るものがなかなかの熱演っぷりで、特にラストの「夫婦じゃわいやい」の叫び、そして神妙な顔で去る萬斎さんが印象的だった。

どうしようもなく情けない男・右近を、それでもどこか憎めないキャラとして魅力的に演じていたと思う。

この演目、萬斎さんが演るとシテ・アドどちらもイケるな、イイな!と思った😆



解説

ここで金子直樹氏の「卒都婆小町」の解説が入る。この演目を他流でも良いので観たことある方?と客席に問いかけると、挙手🙋した方は少なかったので「あぁ、やっぱり少ないですねぇ」と。マジか。というのも、私は今回で5回目だからである😂

ちなみにこの日は2月22日で「猫の日」だったのだが、金子直樹氏は「かねこ」をもじって「ばかねこ」と呼ばれていたそうな。

マジか😳(金子という苗字にその発想がなかったので意外)



能「卒都婆小町」

他流含めると今回で5回目だが、高橋忍先生の「卒都婆小町」としては初見。これまで観てきたものは上演時間90〜100分だったので、今回の115分が一番長いという(違いはワカリマセン🤷w)

解説でも触れていたが、今回は卒都婆に見立てる葛桶をシテが来る前に先に置くスタイルで演じられた。確かにこれまで観てきたものは、シテが来てから後見が葛桶を出すか、葛桶なしで直に座るか、だったと思う。既に置かれている葛桶にピンポイントで座る、これは能面を付けた状態だと非常に難易度が上がるので、脇正面から観てるとちょっとドキドキポイントだったが、難なく座られて、ほっ。流石である。

高橋先生の小町は常に凛とした姿で、また深草少将が乗り移った時の切り替えが明確に現れており、暫くすると少将の霊の執念と小町の中の何かがシンクロしたような感じがした。それが小町が人生を悟った瞬間=傷つけた相手を想うということなのだろうか。

これまでは小町の老婆感、見た目やカリスマ性をメインに観てきた気がするが、今回は解説もあったお陰か、小町の内面的な部分が強く伝わってきた気がした。高橋先生の「卒都婆小町」には、新たな側面が観られてとても良かった。

にしても、相手が99歳になってもまだ成仏せずに取り憑くとは、、、

少将の執念深さよ💦



第三回 士乃武能 感想⬇️
https://privatter.me/page/657c6d6d8db90

過去の観劇日記はコチラから⬇️
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