バラ肉
2026-02-07 15:43:02
4690文字
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パネトラ⑧ タツネメR15

パネトラ⑧攻めのオナニーショー


ネメシスに劣情を催してもらいたいタツノリが頑張る話。
前提の話を読んだ上で、本編を読んでもらえれば二人の関係がわかるかと…。

ネメがどうやって拘束されたかは各自脳内補完をお願い致します🙏(私は想像できなかった)




「ほら、見てごらん。サダハル」

頭上から聞こえるタツノリの声は相変わらず、優しく穏やかだった。低く艶のあるそれは、誰が聞いても惚れ惚れすることだろう。文句の付け所なんてない、上位の雄の囁きは極上の美酒を彷彿とさせた。
流石は、完璧超人のリーダーであるネメシスが永遠に心酔する男である。

しかし、いつもならウットリと聞き入る筈なのに、今のネメシスの耳にはうまく届いていないようだ。
無骨な椅子に座らされた彼の意識を奪うもの――それは、そのすぐ傍にあり。

シュッ、シュッ、シュッ……

金色の瞳の中で、大きな手が規則的に前後へ動く。その内には、怖いくらいに立派な肉の棒……すなわちタツノリの陰茎が収められており、垣間見える血管の太さに咽喉が変な音を立てる。
自分よりも劣る体格にも関わらず、勃起した逸物は誰よりも逞しい。下手をすれば子供の腕ぐらいはあるかもしれない。そんな圧倒的なモノが、顔のすぐそばで扱かれている。
まるで現実味のない状況に、ネメシスはすっかり飲まれていた。

「どうだ、私のモノは?」
……

最早、質問にも答える余裕すらないのか。
黙ったままの弟にタツノリはくくっと喉の奥で笑った。
潔癖な弟の目の前で、堂々と自慰をしている。
ほんの少し腰を突き出せば、顔にくっつきそうな距離で、己の欲望を高めている。

「堪らないな……ッ」

呟いたのは、隠しようのない本音だった。襲いくる背徳感が、背筋をゾクゾクと粟立たせる。
あのストイックな弟が……性的な接触を試みようとする度に絶対NGを貫いてきた弟が、少し体の自由を奪い、己の欲望を見せただけでこんなに気を取られるとは。

人の本音とは分かりにくいものである。
また同時に、露わになった時の高揚は思った以上だ。

タツノリはあえて見せつけるように竿を掴み直すと、反対の手で張り出た亀頭を撫でた。

「はあっ……

熱い吐息と共にカウパーが鈴口から溢れる。プクッとあふれた粘着質な液体を指の腹で広げると、艶やかな先端が濡れ、更に淫らさが増した。
その様子に、ネメシスの太い喉が上下に大きく動く。
ゴクッ……
唾を飲み込む大袈裟な音はきっと本人も聞こえたはずだ。だからか、彼は一瞬驚きに惚けたものの、すぐに悔しそうに奥歯を噛む。
淫らな空気に支配されていた思考が、ようやく正常に動きだしたらしい。

「タツノリ……こんなこと……ダメだッ」

誰よりも潔癖な男にとって、我に返った今、自分達の状況は到底許し難いのか。険しくなる目元はやや怒りの色が灯っていた。きっと自らが興奮していることすらも腹立たしいに違いない。
実際、ネメシスの両腕を後ろで縛っている対超人用の拘束具はミシミシと頼りない音を立てている。このまま力任せに引き裂かれるのも時間の問題だ。
だが、タツノリはそんな相手の抵抗に対し、眉一つ動かさなかった。

何故なら彼は気付いていたのだ。
その逞しい内腿がモゾモゾと擦り合っていることに。

(もう一押しかな?)

笑みの形を崩さない唇を、肉厚な舌がペロリと舐める。
そして、逆に腰をグッと前へ突き出すと、先ほどよりも激しく自分の欲望を扱き上げる。出来る最速の速さで竿を皮ごと擦り上げ、亀頭を掌で包みこむようにぐちゃぐちゃと揉み込む。
はしたない音が部屋に響いても気にしない。

あたかも自分はこういう愛撫が好きだと言うように。
もし叶うなら、ネメシスのモノも同じように愛してやるのに、とばかりに。

「ハッ……ハッ……ッ、クッ!」

荒い息を隠しもせず、タツノリはネメシスの鼻先に切先を突きつけて自慰に耽った。
その間、可愛い弟の顔が苦悩と羞恥に満ちて行くのを上から見下ろすのも忘れない。
いくら逃げられないと言っても、目を瞑る事も忘れて魅入る相手の姿はよもや最高の刺激に等しく。
常に平静を保つ元大王の心をこれでもかと滾らせた。

「ネメシス……ッ、いや、……私の、サダハルッ!」

ラストスパートに向かおうと、全身が緊張する。それに伴い、名前を呼ぶ声も切羽詰まっていく。
その光景は壮絶で、性的なことに疎いネメシスは兄の色香に塗れた姿にすっかり当てられていた。

「たつ、のり……ッ」

小さく紡がれた声に力は無い。
吊り上がっていた目尻はとっくに下がっており、擦り合わせた股の間からはタイトなコスチュームを押し上げる隆起が覗いており──彼がちゃんと興奮していることを白日にする。

「フッ……可愛いなぁ、サダハルは。ぅッ、ハァッ!」

つれない弟の欲望を引き摺り出すために、ここまでした甲斐があった。
達成感と、何より弟の痴態への悦びに精巣がズンと重くなる。手の中の陰茎も溢れるカウパーに塗れて、手が動く度にグチュグチュッといっそう激しい音を立てる。 

「ッ! タツノリ……ああ、すごいッ……だめ、だ……

それに合わせ、雄の匂いがムンッと強くなる。濃い隠毛によって広げられるフェロモンの香りは、お世辞でも良いとは言えない。
けれどそれを放っているのは、他の誰でもない。己が最も尊ぶタツノリなのだ。
ネメシスの眼差しが、嫌悪ではなく悦びに染まるのも仕方ない。

「ッ本当に、こんなことッ……オレは……ッ!」

頑な理性が、いやいやと顔を左右に振らせる。しかしそれは拒絶ではなく怯えで。
幼く、拙い態度は、見た目の逞しさも相まってズルいくらいに愛らしい。

「かわいいな……

こんな姿を前にしては、もう歯止めが効かなくなる。つられて、精巣がグンと持ち上がる。
限界は近い。
そう判断するや否や、タツノリはらしくない荒い口調で叫んだ。

「ッダメじゃないぞ、サダハルッ! さあ、ちゃんと見なさいッ。……ぅ゛ッ、ハッ……! もうッ、イク、から……ッ!」

言いながら、とうとう我慢できずに彼の頬へ亀頭を擦り付けた、その瞬間。

ドクンッ!

全体が大きく脈打つと、尿道から熱い精液が駆け上がった。

ピュルルルルッッ!!

勢いよく飛び出した白濁がネメシスの顔面を汚す。
散々煽られた精子の量は多く、当然一回では出し切れる訳がない。

ドピュッ、ピュッ、ピュッ……

数度に分けて出てきたもの全てが、顔や頭、首に鎖骨にと至る所を飛び散り汚す。

艶やかな青い肌に濁った白が伝う。

清廉な自分が、欲望の詰まった生々しい精子の匂いに犯される。

その事実に、ネメシスは無意識に天を仰いだ。

「アッ……!」

ブルリと体が震え、ギュッと内腿に力が籠る。

「ちがっ、止まっ! アッ、んんぅッ!」

じんわりと自分の股間が熱く湿って行く。
吐き出す心地よさと、起きた事実への絶望感に、凛々しい顔がクシャリと歪んだ。

まさか、兄に顔射されただけで達してしまうなんて。

ショックで頭が真っ白になったネメシスは、頭上のタツノリと向き合っていることの気付かず。

「ふむ。……仲良く一回ずつ出したことだし、今度は二人で気持ちよくなる番だな」

クイッと顎を取られた彼は、流れるように肉厚な唇を押し付けられるのだった。