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おから
2026-01-17 19:48:10
3978文字
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卵にまつわるAtoZ
たまご料理と🐇🐢の短編3作詰め
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3.オムレツ
桜の好物がオムライスなので、桜と遊ぶと高確率で食事はオムライスのある店になる。
ちょっと洒落た店だと、オムレツがケチャップライスの上に乗っていて、オムレツを切ると半熟卵がライスを包むように広がるふわとろ系が出たり、喫茶店に入ると薄焼き卵で巻いたオムライスだったり、知らずに十亀もオムライスに詳しくなった。
オムライスに詳しくなったものの、家で作るかというと作る機会はなく、むしろオムレツの方が作る割合が多い。
前に、兎耳山に亀ちゃんのオムレツが一番好き!と言われてから現金なことに作る割合が増えてしまった。
作る割合が増えるという事は作る回数も増えるという事で、最初はバターを焦がしていたが、今ではバターたっぷりふわふわオムレツを作れるようになってしまった。
「うーん
……
」
「亀ちゃん?」
「今日の夕飯どうしようかなって」
「そっか、今日の当番亀ちゃんだもんね」
布団の上で二人で寝転がりながらそんな話をする。
気怠さは残るものの、最初の頃に比べればずっと楽になった気がする。
「ちょーじは食べたいものある?」
「んー
……
亀ちゃん?」
「さっきいっぱい食べたでしょぉ」
ずいっと再び十亀に這いよる兎耳山の口を手で覆いながら十亀はどうしようかなぁと考える。
ふわふわオムレツでもいいけれど、流石に栄養が偏りすぎな気がするし、確かこの間も作った気がする。
でも野菜ミックスを混ぜれば野菜もとれるし丁度いいかも、ハムを混ぜたっていいし、あ、ベーコン焼こう。
最初の思考回路から外れだした十亀は兎耳山の手が自分の顎に添えられている事に気づかなかった。
「亀ちゃん」
「ちょー
……
っ」
「おいし」
兎耳山はそのままなし崩しに十亀に覆いかぶさると唇に何度も噛みついた。
さっきお終いって言ったじゃないか!
そう言ってやりたいのに、やっぱり現金な十亀は兎耳山を受け入れてしまう。
ふわふわオムレツは、また今度。
明日になれば、きっと食べられる。
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