【能楽鑑賞】#240 第112回 野村狂言座

狂言「今参」「鎌腹」「長刀応答」

第112回 野村狂言座

観世能楽堂
2025年12月5日(金)18:30

解説 野村萬斎

狂言「今参」
   大名:中村修一
 太郎冠者:高野和憲
阪東方の者:野村太一郎
   後見:岡聡史

小舞「祐善」
野村万作

地謡:飯田豪、野村裕基、野村萬斎、内藤連、金澤桂舟

狂言「鎌腹」
 太郎:石田幸雄
  妻:竹山悠樹
仲裁人:深田博治
 後見:石田淡朗

狂言「長刀応答」
太郎冠者:野村萬斎
   主:福田成生
   客:野村裕基
     内藤連
     飯田豪
     岡聡史
  後見:月崎晴夫

*・*・*

年内ラストの野村狂言座&観世能楽堂でした。

今年はずっと萬斎さんが解説してくれましたネ🥰
この日のトークも絶好調!

冒頭で「寒くなってきたけど、ハートだけは暖かくして帰ってください」って、ハートって表現が素敵🫶✨

だけど「鎌腹」まで解説したところで、「時間になっちゃった」って、毎度お馴染みのパターン😂

もちろんマイペースに「長刀応答」の解説も続ける👍✨

更に国立能楽堂のプロの狂言師を育てる研修生の講師をやることになった話もあり、「この中には条件に合う年齢の方は居なさそうですが」と失礼ぶっ込みながらも、しっかり宣伝🤣

「他に話し忘れてることないかな🤔」と時間オーバーを気にすることなく(笑)最後は映画「六つの顔」がロングラン上映されてることに感想して解説は終了しました。


萬斎さんの解説は、いろんなところで聴いてるけど、なんだか狂言座の解説が一番マイペースでリラックスされてる気がする。

やはり客層が一門のファンの方メインだからですかね?

萬斎さんの紋付き袴姿を観るのが好きだし、来年も1年間解説してくれても良いんですよ?🤭

何より狂言座はマニアックな演目も多いですからね、プロデューサーの意図が直接聴けるのは楽しいですよね。



※以下、あらすじはググれば出てくると思うので割愛します。



狂言「今参」

解説の時に言っていたけど、大河で「鎌倉殿の13人」を放送してた年は、能で平家関連がかかるので、その流れで「今参」も演っていたけど、普段は遠い曲なんだとか。

私もその大河の流れで過去に拝見してたから、レア曲だなんて知らなかったけど、確かに「今参」を演るなら「蚊相撲」の方が分かりやすくて面白いから、蚊相撲を演ろうって気持ちは分かる😂

秀句絡みの狂言は、現代人にはちと難しいもの。

ちなみに「茂山さんのところでは廃曲寸前だそうです」とのこと😂

だから廃曲寸前の曲を集めた会で、今参を演っていたそうです。廃曲寸前だけど、廃曲にならないように、まさに寸前で止めてるところは素晴らしいですね😂


さて、今回大名を務めたのは中村さん。最近は狂言師として脂がノリに乗ってる印象ですが、この日も絶好調!特に大名と新参者が、目と目で通じ合う〜♪な場面では、中村さんの顔芸がお見事過ぎて!🤣🤣🤣

萬斎さんが演った時の顔芸もなかなかですけどね😂、中村さんが凄いな〜と思ったのは、そのお顔が狂言面の「うそふき」そのものだったからです!🤣🤣🤣

え!次に蚊相撲やる時に面要らないじゃん!?って思うくらい、うそふきの顔だったんですよ、ぇぇ。😳😳😳

元々、表情を作るのが上手い人でしたが、顔芸もレベル高くてお見事でした。あっぱれでした👏👏👏


一方、私の座席(脇正面)からは太一郎さんの顔が、あまり見えなかったのが残念。でも橋掛かりに戻ってきた時の表情を見たら、もしかしたら素で笑っていたのではないか?と感じるくらい、柔らかい表情で対応していたのが印象的でした😊



小舞「祐善」

これぞ人間国宝の舞✨

日本一、傘を作るのが下手な傘職人の悔しさみたいなものを感じました。

あとこの日は地謡の萬斎さんの謡が、いつも以上に一段と綺麗に聴こえておりました🥹👂️✨

姿は柱と松に隠れて観えなかったんだけどネ😂ザンネン



狂言「鎌腹」

レアな配役の「鎌腹」は、まず幸雄さんの太郎が可愛い!いつもは仲裁人だけど、太郎も似合うんだなァ🥹

竹山さんの妻はどっしりとした構えで、夫婦の力関係がよくわかり、この夫婦の日常が見えてくるような掛け合いでした😁

深田さんの仲裁人は最後まで太郎を心配してるように感じられて、まさにご本人の人柄を感じてしまいました🥹



狂言「長刀応答」

過去に深田さんが国立能楽堂の定例公演で演った演目。確かに国立能楽堂は、たまにレアな演目掛けるけど、萬斎さんですら、シテを演じた事がなかったとは😳

■当時の感想
https://privatter.me/page/65f4902f14028

前回、萬斎さんはアドで出られていたけど、見ていてもっと面白く出来そうだなと思ったので、今回の初挑戦となりました。

が、話の内容的には花見の話なので春の曲なんですよね。だから時期的にそこは「しまった!」と思ったそうです😂


さて、萬斎さんの勘違い太郎冠者ですが、目つきがヤバくて楽し過ぎました!🤣🤣🤣

この役、似合い過ぎます!🤣🤣🤣
もっと演って!笑

花見客に取り囲まれて投げ飛ばされるところは、一門の若手たちが若先生を持ち上げて投げるわけですから、ちょっと緊張感をかんじました😂

しかも投げられた後、本人自ら凄い舞台ギリギリまで転がるやん!ギリギリ攻めるの好きねー💦

あと長刀向けられた時の裕基くんの怖がりっぷりが凄い良かったので、萬斎さんの太郎冠者のヤバさがより一層引き立ちましたよね。ナイスプレーでした!👏👏👏



第111回 野村狂言座 感想⬇️
https://privatter.me/page/68b564531815e

過去の観劇日記はコチラから⬇️
https://privatter.me/user/mijuppa
.