Privatter+
Font
Serif
Sans Serif
Color
Light
Dark
auto
Font size
Large
Medium
Small
Language
Japanese
English
Sign in with Google
Sign in with ID and password
Account ID
Password
Sign in
Forgot password?
Create account
万年青
2025-12-21 10:12:37
1309文字
Public
ポケ擬
Clear cache
なつラク(出会い)
うちよそ
1
2
昼下がりの商店街は、
人々のざわめきで満ちていた。
ラックは露店の前を何気ない顔で
歩きながら、視線だけを鋭く動かしていた。
狙うのは、山積みにされたモモンの実。
その様子を、少し離れた場所から
じっと見つめる者がいた。
棗さんである。
この商店街を見回っていた際、
ラックの不自然な視線と動きを
見つけたのだ。
「あの人、怪しい
…
」
棗さんは眉をひそめ、足を止める。
ラックの視線には、獲物を狙う獣のような
鋭さがあった。
棗さんは人混みに紛れながら、
ラックを監視している。
次の瞬間、ラックは素早い動きで
モモンの実を1つ掴み取り、懐に隠した。
(
…
盗った!!)
棗さんは、人混みをかき分け
素早くラックの背後へ回り込む。
ラックが歩き出した瞬間、
その腕をがっしりと掴んだ。
「待ってください!」
突然の拘束に、ラックは振り返る。
「
…
っ?!突然何だ、坊や?」
「貴女、今モモンの実を盗みましたよね?」
「はぁ?何の話だよ。
買い物してただけだって。」
白を切るラック。
だが棗さんは引き下がらない。
「懐に隠していたのを見ましたよ!」
「見間違いだろ。」
「では、検査させてください。」
「
…
好きにしな。」
棗さんが、ラックの懐を探ると
モモンの実が出てきた。
「
…
ほら、出てきましたよ。」
「
…
チッ!坊やに見られてたなんて、
あたしも焼きが回ったね。」
「店主さんに謝罪してこの実を買うか、
警察に行くかどちらがいいですか?」
棗さんの声は冷たかった。
ラックは一瞬だけ目を伏せたが、
すぐに顔を上げ逆ギレするように言った。
「分かったよ!買えばいいんだろ!」
棗さんに連行される形で店に行き、
謝罪した上でモモンの実を購入したラック。
1
2
Reaction
If you make a mistake, you can cancel it by pressing the reaction.
Custom color
Reset color
広告非表示プランのご案内