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万年青
2025-12-21 10:11:07
1370文字
Public
ポケ擬
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ラルトラ(出会い)
うちよそ
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2
石畳の道に並ぶ街灯が、
淡い光を投げかけている。
酒場から漏れる笑い声は次第に途絶え、
街は眠りにつこうとしていた。
そんな中、ラルグがふらふらと歩いていた。
仲間に誘われて酒場へ足を運び、
ビールをコップに3杯。
それだけで呂律は怪しくなり、
足取りは覚束なくなっていた。
壁に手をついて歩いていたラルグだが、
次の瞬間、力尽きたように
その場に座り込み、頭を垂れた。
「
…
うぅ
……
おれは
…
まだ
…
飲め
……
」
呟きは途切れ途切れで、言葉にならない。
その時、通りの向こうから
小柄な影が近づいてきた。
「
…
あれは、人でしょうか?
…
何故こんなところに?」
トラルさんはラルグの傍に来ると足を止め、
見下ろした。
「
…
だかりゃ
…
まだ、飲めりゅ
…
」
完全に酔い潰れ、呂律も回らないラルグ。
トラルさんは、ため息をつき
しゃがみ込んだ。
「もしもし、大丈夫ですか?」
「
……
んぁ
…
」
ラルグの目は虚ろで、
言葉はまともに出てこない。
「お家はどちらですか?」
「
……
いえ
……
あっち
……
」
ラルグが指差す方向は曖昧で、
眉をひそめるトラルさん。
だが諦めず、何度も問いかける。
少しずつ言葉を拾い、
断片を繋ぎ合わせるようにして、
ようやく住所らしきものを聞き出した。
「
…
なるほど、わかりました。
付き添いますよ。」
トラルさんは、ラルグを支えるようにして
立ち上がらせた。
大柄な体を支えるのは容易ではなかったが、
ゆっくりと歩を進める。
「
……
すま
……
ん
……
」
ラルグは呟きながら、
トラルさんに体を預ける。
歩くたびに足がもつれ、
何度も倒れそうになる。
その度にトラルさんが支え、声をかける。
「もう少しです。頑張ってください」
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