aka
2025-10-22 15:47:32
3874文字
Public decn夢
 

兄さんに彼女を会わせたくないhrmt

※固定主
※女性優位っぽい
※事後描写あり
※景光があんまりかっこよくない


「おはようございます景光君、起き上がれますか?」
 まるで獣みたいに求めあった翌朝、ベッドの中でぼんやりと目を覚ました俺に対しさくらさんはランニングウェアに着替えていつもとまるで変わらない様子で声をかけてきた。心地いい疲労感でぐっすり眠っていたようで、ベッドサイドに置いたスマートフォンを見れば朝の六時を少し回った時刻。さくらさんは毎朝のルーティーンであるジョギングへ行く前に俺の様子を見に来たらしい。
……なんで、君の方がそんなに元気なの」
 昨夜はうっかりいつも以上に盛り上がってしまったはずなのに、彼女は疲れた様子も見せずむしろつやつやと健康そうだ。いや、健康ならそれで良いんだけど、あれ、俺は結構まだ体が休息を求めてるんだけど。
「寝顔も可愛かったですよ」
 ベッドサイドにやってきた彼女は寝起きの俺の頬をそっと指先で撫で、髭の生えた顎をしょりしょりと搔いてから俺の額に唇を落とす。愛されてるなあ……いや、愛されてるのは十分に、それはもうたっぷりと分かったけれど。
「おかしい……俺の方が抱かれたみたいになってる」
「景光君がお望みなら」
「いや! 大丈夫! 俺は抱く側がいいです!」
 いけない扉を開きそうになった気がして慌てて閉じた。
 さくらさんはほんの少しだけ口角を上げ、俺に囁く。
「今日はゆっくりしていてください。私は走ってきますので」
 いつになく機嫌が良さそうに寝室を出ていった彼女は、いつも通り最高に綺麗でかっこいい。俺は再びベッドにごろりと横になると顔を覆って大きく息を吐き、スマートフォンに手を伸ばし暗記している大好きな兄の番号を入力した。



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