連吟「柏崎」
観世喜之師もまた、これまで脚の怪我のため、代役をずっと立てられていましたが、仕舞はまだ舞えなくても、今回は舞台に上がられたということで、こちらも安堵。完治まではもう少しかかりそうですが、それ以外は以前と変わらぬお姿でしたので、早く良くなるよう祈っております。
能「夜討曽我」大藤内
源頼朝による富士の巻狩りに乗じ、曾我五郎時致は兄の十郎祐成と共に、父の仇である工藤祐経を討つ事を企てる。生きては帰れまいと故郷の母への形見を家来に持たせた兄弟は、その夜ついに討ち入りを果たす。
曽我兄弟の仇・工藤祐経の身近に使える神職の大藤内が、討ち入りに怯えて逃げてくる姿を滑稽に描いた替間狂言「大藤内」は、和泉流の場合、小書きが付いた時だけ上演されます。
能「夜討曽我」自体は以前、宝生流で観ておりますが、その時は小書きが無いバージョンでした。
【備考】宝生会定期公演 感想⬇️
https://privatter.me/page/673ec5a00c327
が、しかし。
それよりも前に、曽我物をテーマにしたお能の会で、萬斎さんがこの「大藤内」を単独の本狂言として演ってくれた事があって、それは観ていたので、今回は、その真の完成形でやっと観ることができた!って感じ😅
【備考】狂言「大藤内」感想⬇️
https://chaosnokanoke.xxxx.jp/archives/26393
今回は大藤内を万之丞さんが演じたわけですが、これが大変素晴らしかった!以前観た時よりも、狂言師としての腕を更に上げたんじゃないでしょうか?
成駒屋三兄弟とコラボした時も、彼らの舞台を観て、もっと表情の演技も勉強したいと言っていたので、そういう向上心も活きているのかな。声の抑揚も、表情も、動きも、大藤内の滑稽さがちゃんと表れていて、狂言師として、とても魅力的に映りました🥹✨
やはり、万之丞の名前を受け継いだ者として、日々精進してるんだなと実感してしまった🥹✨
さて、肝心な本編ですが、シテは弟・五郎の方ですが、前場はやはりお兄ちゃんの十郎が仕切ります。ということで喜正さんがカッコ良かった🥰
最近は歌舞伎でも曽我物や忠臣蔵など仇討ちものを観るようなったせいか、家来とのやりとりは、それこそ忠誠心とか、武家社会のことに想いを馳せてしまった。
仇討ちが美化されてるのは、それこそ時代背景もあるだろうけど、単純な復讐劇ではないことも含まれてるんだろうなと思う。
間狂言が終わると、仇討ちを成し遂げるも、兄とはぐれてしまった(恐らく討ち取られてしまった)弟・五郎が出てきて、シテの見せ場となります。前に観た時も思ったけど、兄を探す姿が、ちょっと胸を締め付けられるのよな🥺
最後も囚われて終わるので、悲劇的だけど、でも凄いドラマを感じる。いろんなメディアで曽我物語は描かれてると思うけど、そのドラマティックな部分は、能も負けてないので、曽我物好きな方にはおすすめしたい演目です。
過去の観劇日記はコチラから⬇️
https://privatter.me/user/mijuppa
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