観世九皐会10月定例会
矢来能楽堂
2025年10月12日(日)
【第一部】12:30開演
解説:観世喜正
狂言「魚説法」
新発意:野村萬
檀家人:野村万之丞
後見:野村眞之介
能「杜若」恋之舞
杜若の精:弘田裕一
旅僧:宝生常三
笛:藤田朝太郎
小鼓:大山容子
大鼓:佃良勝
太鼓:大川典良
【第二部】15:30開演
解説:観世喜正
仕舞「放生川」 中所宜夫
仕舞「芭蕉」キリ 遠藤和久
連吟「柏崎」観世喜之
※脚の怪我により仕舞→連吟に変更
能「夜討曽我」大藤内
五郎時致:駒瀬直也
十郎祐成:観世喜正
團三郎:遠藤喜久
鬼王:奥川恒治
古屋五郎:永島充
御所五郎丸:鈴木啓吾
縄取:奥川恒成、金子仁智翔
大藤内:野村万之丞
狩場の者:野村眞之介
笛:藤田次郎
小鼓:田邊恭資
大鼓:柿原弘和
*・*・*
今回は萬さんの狂言と大藤内の小書きに釣られて、一部、二部通しで観てきました。
この定例会ですが、今回から冒頭に観世喜正さんの解説が付くことになりました。喜正さんの解説は分かりやすく、ユーモアも交えてお話してくれるので、この日も楽しみにしておりましたが、やはり場が和みました🥰
「不評だったらやめることも出来ますが
…」って、いや~やめないで〜!😖💦
定例会というのは、以前は能を習ってるお弟子さん達が観るものでしたが、最近は初心者の方、近隣住民の方、海外の方等が増えてきたので、解説を付けてみることにしたそう。もちろん従来通り解説書も配布してくれるので、まさに至れり尽くせり🤗
より初心者さんが入りやすい定例会になったと思います🤗
まだ始まったばかりで、常連さんたちの反応も色々とあると思うので、この先どうなるか分かりませんが、個人的には、先生方による解説は続けて頂きたいな〜と思っております🙏
狂言「魚説法」
漁師を辞めて出家したばかりの僧が頼まれて説法を説くことになる。しかし説法などできないので、色々な魚の名前を並べてそれらしく聞かせようとする。(公演チラシより)
まずは、萬さんのお元気な姿を観れて安堵!😌✨✨✨
春の萬狂言に行った時に、足腰に不安があるとのことで、狂言が連吟になってしまったんですよね。ようやく、また萬さんの本狂言が観れて嬉しく思うと同時に、歩みもお声もしっかりされてて、その完全復活ぶりに驚きました😳✨
前日には、弟である万作さんのお元気な姿も拝見してますからね、改めて凄い兄弟だなと感じました!😳💦✨
ちなみに解説の時に、喜正さんが「あまりこの話をすると、萬先生はお喜びにはならなのですが
…」と言い出したので、私も、え!?ナニナニ!?😅とドキッとしながら聴いていたら、「萬先生は1930年のお生まれで
…」と年齢の話をされたので、あ、萬先生は年齢の事はネタにして欲しくないのかと思いました😅(苦笑)
でも奇跡は奇跡だからね。
ホントに凄い事なのよ😳💦
今回の魚説法も、出家に年齢は関係ないとはいえ、新発意ってちょっと若いイメージあるんですが、萬さんの満面の笑みが凄く少年の様に可愛くて納得しちゃったんですよね。
話術が重要な珍説法も聞き取りやすかったし、バレても魚ネタで返し続けるマイペースっぷりを貫くあたりには笑ってしまい🤣、万作さんとはまた一味違う国宝の芸というものを感じました☺️(飛魚の型が可愛かった!🤣)
そして相手役を務めた万之丞さんも素晴らしかった!以前、観た時よりも台詞回しに深みが増した気がします☺️
でも新発意に対して怒った時に、萬さんの無邪気な笑みにあてたれたのか、万之丞さんも所々、顔がほころんでいたような
…😁
そんな二人の、成熟した祖父と孫の奇跡の共演に、ほっこりした気持ちにもなりました。
ところで以前、万作家で観た時は、新発意が魚に詳しい理由は「浜辺で育ったから」だったと思うのですが、今回は「前職が漁師だったから」になっていました。ルーツは一緒なので台本が違うとは考えにくいのですが、、、🤔❓️
能「杜若」恋之舞
三河国の八橋を訪れた旅僧の前に女性が現れ、伊勢物語に在原業平がこの地の杜若を見て詠んだ和歌を僧に教える。女性は僧を庵へ案内し、業平の初冠と二条后の唐衣を着すと、その正体を杜若の精と明かす。業平の歌によって草木である我が身までも成仏できたと語り、昔を懐かしんで舞を舞う。
あらすじを確認して、観たことあるかも?と思ったら、今年の6月に小書きは違いますが、観ておりました。
【備考】第19回 日経能楽鑑賞会 感想⬇️
https://privatter.me/page/6853f3a4ae826
(実は当時の感想を確認して、今、思い出しました😅)
この能を通すと、業平のイメージがちょっと変わりますね。解説によると、最近は恋之舞の小書きが付くパターンの方が多いようです。原作の伊勢物語もあまり詳しくないので、その辺も解説して頂けたのは有り難かったです。
ところで、〇〇の精って、これも擬人化のひとつですよね。こういう文化が当時からあったことを思うと、日本人の感性の根元って、昔から意外と変わってないのかも。
長くなるので、第二部の感想は次頁にて。
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