sousakuyamamusume
2025-09-28 00:28:42
862文字
Public 悪魔博士の夢小説
 

味覚

悪アリ


「いいの、いいんです。貴方は、私のところに帰ってきてくれたから。」
「たまたまだ、あんなの。」
「だとしても、です。」
 そっと貴方の涙をすくう。
「私の泣き虫、うつしちゃいましたね。」
……一緒に住んどるから、似たのかもしれねぇな。」
 そっと仮面を外した貴方。
 痛々しい傷跡に、涙の跡。
「もう、アリシアを一人で泣かせるような真似はしねぇ。約束する。」
「ありがとうございます。……貴方も、一人で泣かないでくださいね。」
 泣くときも、笑うときも、どうか一緒に。