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ろころころ
2025-09-11 03:12:52
4704文字
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魔法にかからない魔法少女/pk擬
フローラとマギアが戦えるようになった話。
2ページ目のメンバーの選出はobuyanさんが作成されたtier表に基づいています。
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選手の評価というのは、そのシーズンにより移り変っていく。様々なポケモン達の活躍を見れるようにと、運営の手によって微調整が行われ、その度に『環境ポケモン』として選手に好んで使われるポケモンというのも変化していく。これがエオス島のゲームを過疎らせないために考えられたシステムの1つである。
とはいえ、ポケモンの戦い方には個性があり
…
その個性が強いキャラほど弱体化されたとしても、長い間環境に居座る傾向にある。
例えば伝説のポケモン。彼らは非常に個性的で強力な技を持っている。例えばミュウツーなら自分がどこにいようとも敵全体にダメージを与えることが出来るし、ホウオウならKOされた味方を即時に復活させることが出来る。"このポケモンにしか出来ない"
…
というのは、70体以上のポケモンが選手として参戦している現在では、環境に生き残るために非常に重要な要素となっているのだ。
「火力を強化されて"火力が高い"という理由で環境に入ったとしても、いつかは弱体化されちゃうの。そしたら今までと一緒、よね。
……
私も、私じゃなきゃ出来ない"個性"を見つけないと」
「うーん?そんなに思い悩む必要無いと思うけどなぁ?」
昼時のエオス食堂。簡素なテーブルに腰をかけて本日のAランチをちびちびとつまんでいたマギアは、友人の呑気な返信に食べる手を止めた。
「だってさ、伝説のポケモンだって環境に居続けることは出来ない
…
って今回良くわかったじゃん!」
「それはそうだけど
…
今だって私、こんなに強化されてもアサシンがいたら勝てないし
…
」
「そ、それは相性だから仕方ない、かなぁ
…
?私だって勝てないよ!?はなびらのまいのビルドの方でも倒されちゃうことあるもん!」
何故か張り合うようにふんす、と鼻息を荒くするフローラをマギアは相変わらずだと思った。彼女はいつだって、自分のことを励ましてくれる。
「マギアちゃん、覚えてる?ちょっと前に試合見ながら話したの。あの時は私もマギアちゃんも、こんな風にみんなに選んで貰えるポケモンにはなれてなかった。
…
そんな悩みを話し合えた子と、一緒に試合に出れようになったの
……
私はすっごく嬉しいんだよ!」
マギアとフローラは同じタイミングで強化をされた。テイア蒼空遺跡で、敵として
…
そして味方として、顔を合わせることも少なくは無い。
マギアとフローラがこうして同時に強化されたのはただ幸運が重なっただけである。けれども、フローラはそんな現状を純粋に受け止め喜んでいる。マギアとは違って、彼女は嬉しいことをただ単純に「嬉しい」と感じ取ることが出来る。それが、マギアにとっては羨ましくもあった。
けれども、マギアだって嬉しくないか
…
って問われればそれは違う。もちろん嬉しい。ずっと、誰にも注目されなかった魔法が、ようやく多くの観客達の記憶に残されるようになるのだから。
そんなことを考えているうちにも、フローラは時間があるならこのあと、カスタム用のシュミレーションで写真を撮らないか
…
だなんて誘ってくる。背景はマギアのユナイトの花火で。私もはなびらのまいで花弁を散らして、もっと豪華にしてみせるね!だなんて笑う。
今の環境がいつまで続くかはわからない。
魔法はいつか切れてしまうもの。だからこそ、魔法が続いている間は、精一杯楽しまなくちゃならない。
ようやく、そんなことを思うことが出来たのだ。
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