【能楽鑑賞】#224 観世会定期能 9月

能「芦刈」「隅田川」「一角仙人」 狂言「狐塚」


能「一角仙人」酔中之楽

天竺・波羅奈国で龍神が山中に住む一角仙人により岩屋に閉じ込められてしまい、国中に雨が降らなくなってしまう。王は一策を案じ、官人たちと共に美妃・旋陀夫人を送り、仙人に酒を勧めて舞を舞わせる。仙人がその容色に惹かれた隙に岩屋から飛び出した龍神が仙人を退治する。(公演チラシより)


ちなみに一角仙人が龍神を閉じ込めた理由が、雨の日に山へ行ったら、滑って転んで腹を立てたから、だそうです。子どもかっ!🤣

それが許されるなら、私も子どもの時に雪で滑って顔面強打したので、雪の神様を岩屋に閉じ込めたいですよ😗笑


まぁ、そんなこんなで、簡単に言うと仙人の神通力を弱める為に、ハニトラに引っ掛けようという話なのですが😂、マジで最初はストイックで厳格そうな表情をしていたのに、あっという間に美女に見惚れて、ポ〜ッとした表情に変わって、“男って単純でバカね”と言いたくなる位、情けない表情に変わったので、この能面は生きているのか!?と思うくらい驚きました😳

この演目は以前、薪能で観たきりで、能楽堂で観たのは初めて。脇正面からだとシテの表情が良く見えるので、これは新たな発見でしたし、この能面への血の通わせ方は、まさにシテの清水義也師の技ですね。お見事でした!👏👏👏


にしてもこの仙人、今までストイックに生きてきて、初めて酒宴の楽しさを知ったのだと思うと見様見真似で連れ舞してる姿は可愛らしいので、騙されてるのが気の毒に思える。でも龍神を閉じ込めて国を困らせてるしなと、ちょっと感情がぐるぐる😂(笑)

美女に触れようとして、スルッとかわされてしまう場面なんかは、先ほどの隅田川の名場面と重なる部分もあり……ってシチュエーションが全く違うんだから重ねたらアカン!アカン!って思いながら観ておりました🤣

でもホントに最後まで情けなくて、ついに龍神が復活してしまい、驚き慌ててと船弁慶の有名な詞章と対照的な謡にもクスッとしてしまう😂

でも、こんな情けない姿を見せつつも、なんだか憎みきれないところが、この一角仙人の魅力なのかなーとも😌


ちなみに前回見た時はツレの龍神二人組を大人が演じていたので、そのあまりのカッコ良さに全部持っていかれちゃったんですよ🤣🤣🤣

でも今回はちゃんと通例の子方が演じていたので、とっても可愛らしくて、その分、シテの仙人の立場はギリ守られたかな、と🤣

子方も、小学校低学年くらいなのかしらね、ちゃんと段取り覚えて務めを果たしていたので、とても立派だなァと思いました🥹


てか子方を使う演目が2曲もあって、今回の定期能は子方スペシャル感もありました🥹

他にも、、、

愛する夫と再会してハッピーエンドになる話もあれば、愛する子どもと再会出来ずに終わる悲劇エンドもあり、狐に騙されまいとしたり、美女にすっかり騙されてしまったりと、何気に対になっている番組構成もなかなか凝ってて面白いな、と思いました😌



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