sousakuyamamusume
2025-09-07 12:09:45
653文字
Public アレックス先生の夢小説
 

気分屋

猫みたいなアレックス先生


「痛いの痛いのとんでいけ、だっけ?怪我した人に言う呪文。」
……はい。」
 呪文、じゃない気もするけど、余計なこと言って怒らせるのも、嫌だ。
「さてレイ、包帯は巻き終わったけど他にどうしてほしいとかある?」
 どうしてほしい。
 許されるなら、そう。
「なでて、ください……。」
 先生の大きな手で、なでてくれたら、きっと。
 この痛みにも、耐えられる気が、するんです。
「いいよ。ああ、もう血が滲んで。痛かったね、レイ。」
 あったかい、やさしい手。
 やっぱり、先生は本当はやさしいんだ。
 じゃなかったら、こんなにやさしくしてくれないもんな。