九条空
2025-08-28 01:57:25
9719文字
Public Other
 

【CoCシナリオ】3分間クトゥルフ「肝試しシリーズ」

プレイ時間予想:3分
推奨人数:1人
推奨技能:とくになし



3分間クトゥルフ 肝試しシリーズ

「タクシー」



【導入】
あなたは肝試しをしにとある橋にやってきました。
この橋ではよく飛び降り自殺する人がいるらしく、それにより心霊スポットになっているようです。
あなたは橋に立ち、周囲を眺めていると、霧が濃くなってきたなと感じます。
その霧に、あなたは違和感を覚えました。
アイデアで振り、成功した場合、霧により視界がぼやけたというより、周囲にあるもの自体が「揺らいでいる」のではないかと思います。


【タクシー】
ふと、あなたの近くにタクシーが一台止まります。
タクシーのドアが開き、運転手が問いかけてきます。

「クウムヤアガタクシーです。お乗りください」

(運転手やタクシーなどに目星)
このタクシーや運転手の輪郭がぼやけていることに気がつきます。
明らかにこの世の存在でないことに気がついてしまったあなたは、SAN値チェック0/1d3

(どこへ向かうのか? と聞く)
「グロス=ゴルカ行きか、バル=サゴス行きのどちらかです」
ここで強制的に知識で振ります。
成功した場合、グロス=ゴルカという地名は存在しないことを知っています。バル=サゴスについては、架空の都市の名前であることを知っています。

失敗した場合、何も知りません。
温情として、歴史や文学に関する知識技能での振り直しを可能としても良いでしょう。
クトゥルフ神話技能でも構いません。神話技能に成功した場合、グロス=ゴルカに聞き覚えがあります。

(周囲に目星)
いつのまにかさらに霧が濃くなっている上に、ここが先ほどいた橋の上でないことに気がつきます。
どこかはわかりませんが、確実に見たことのない場所です。

3回行動したあたりで、タクシーの運転手が急かしてきます。
「お乗りにならないのであれば失礼させていただきます。本当によろしいのですね?」


【タクシーに乗る/乗らない】
《タクシーに乗る場合》
「グロス=ゴルカとバル=サゴス、どちらに向かわれますか?」
運転手がそう問いかけてきます。

(グロス=ゴルカと答える)
「かしこまりました」
速やかに発進したタクシーは、空を飛び始めます。
やがてタクシーはどこかへと到着し、あなたは見ることでしょう。
一本足に一つ目の、燃えるような目と鋭い歯を持つ巨大な翼竜を。
その翼竜は、咆哮をあげると、タクシーごとあなたを飲み込んでしまいました。ロストです。

(バル=サゴスと答える)
「かしこまりました」
速やかに発進したタクシーは、空を飛び始めます。
やがてタクシーはどこかへと到着し、あなたは唖然とするでしょう。
そこはどうやら、南米のどこかのようでした。
あなたがパスポートなどを持たずに不法入国したことで諸々の問題が発生しましたが、それはまた別の話。シナリオクリアです。


《タクシーに乗らない場合》
「かしこまりました。よき旅を」
そう言った運転手が、タクシーを運転して去っていきます。
橋の上に残ったあなたは、橋の周辺にどんどん濃い霧がかかっていくことに気がつくでしょう。
その霧は一瞬のうちにどんどんと濃くなり、あなたの視界は全て白で染まりました。
それから、あなたの意識も白く染まり——それから戻ってくることはありませんでした。
ロストです。


【解説】
橋の上にやってきたあなたは、ふとした瞬間にどこぞの宇宙空間に紛れ込んでしまいました。
このままでは死んでしまうのでロストです。
最近このような事故が発生していることを憂いた、シャンタク鳥の長であるクウムヤアガは、その場にタクシーを派遣することにしました。
クウムヤアガの主、グロス=ゴルカへの贄にするか、探索者を現実世界に戻すか、それは探索者の選択次第です。

蛇足ですが、バルサゴスは、アトランティスの植民地とされている、架空の都市の名前です。かの土地ではグロス=ゴルカが信仰されていたと言われているようです。

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