和泉 小夜
2021-06-23 08:40:27
2004文字
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太鼓鐘貞宗実装五周年

ですね。自分は知らないんですけれども。そうらしいですね。なので文章を書きました。二日(昨日と一昨日)で二話。すげーって思ってます( ˘ω˘ )


太鼓鐘貞宗

『貞ちゃん、今日で白金台へ来て五年なんだね』

俺の神様が唐突に、そんなことを言ってきた。
そうなんだ、あまり興味は無いから知らなかった。

「へぇ、そうなの。神様は何でも知っているんだね」
『貞ちゃんが管理しているデータ表に全員の来た日が書いてあったけど』
『きみは、あまり自分に興味は無い感じなのかな』

俺が管理しているデータを何故、神様が見たのかは一先ず置いておこう。
パスワード設定してないから、誰でも見られるのは確かだ。
でも俺のパソコンで纏めてて共有してないんだよな。
個刃的に纏めてるだけだからな、あとパソコンも電源を消してあったし。
どうして態々、俺のパソコンの電源を付けてデータを見たのかは、あとで聞くとしよう。

「まぁ、そうだね。でも飽く迄データでのお話だし、それに、」
『それに?』
「此の本丸は、もう少し遅くに出来ているから実感が無いんだよ」

此の本丸が出来た時は、既に村正まで顕現されていた。
巴形が初の新刀剣男士だったのだ。
半年で八振の連続顕現だったあの時期、あの地獄は二度と味わいたくない。
だから俺が顕現された日など、所詮は身近ですらないデータなのだ。

『まぁ確かに、僕も実感は無いな。もう既に太鼓鐘貞宗は白金台に居たしなぁ』
『もう少し早かったら、他の審神者と一緒に騒げて楽しかったかな』
「今も充分、楽しいよ。それにさ、」
『うん?』
「俺は、俺の神様に出逢えて良かったと、心の底から思っているから」
「だから俺は今、凄く嬉しいし迚も幸せなの」

そう言うと、神様は顔を真赤にして顔を背けてしまった。
そういうところが、可愛らしくて好きだなぁ。

あなたを愛していますと、あなたに恋していますと、あなたが好きなのですと。
幾ら言葉に出しても彼には伝わらない。
彼自身が、そういった甘ったるい言葉を信じていないから。
愛とか恋とか好きとか、そういう言葉を嫌悪しているから。

それでも尚、ずっと言葉に出して、伝え続けたら。
いつか、ちゃんと歪まず真直ぐ、気持ちが伝わるかな。

そうだったら、俺が嬉しいんだけど。