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雰囲気が変わったね
「そう
……、なの。少し、変えてみようかなと、思って」
「こんな俺は、嫌い
……?かわいくない、かな
……?」
どうしよう。嘘が発覚したら。
怒られる?
……いや、此処から追い出されるかもしれない。それは嫌だ。
『まさか。どんな貞ちゃんも可愛いよ。でも、何で雰囲気を変えようと思ったの?』
「鶴さん
……に、意地悪されるから。少しだけ、驚かせたかったの」
『まじか、どっきりか。まじかよ
……』
「ごめんね、鶴さん」
『いや、大丈夫だ
……、しかし驚いたぞ
……。きみに驚かされる日がくるとはなぁ
……』
「ふふっ、ごめんね。焦った?」
『超絶焦ったぞ!!』
『もう夕餉の時間だ、貞も早く行くぞ』
「うん。今から行くね」
……ふぅ、何とか今回は発覚しなかったようで。
此の子供、人間ではないのかな。
異性だから違うのかと思ったら、もしや人間ではない?
此処に居るのは全員、人間ではないのかもしれないな。
<鶴さん>に「人間ではないみたい」と云った時。
彼は困ったような薄ら笑いを浮かべて肯定も否定もしなかった。
此れと一緒に生活をしている彼らも人間では無い可能性が高いと、自分なりの結論は出た。
しかし、そうなると此処には雌雄問わず人間など存在するのだろうか。
よもや、本当に九尾の狐が此れの身体を乗取り憑依しているとは、誰も思わないだろう。
扇子を媒介にしたら、簡単に。
ふふっ、みぃんな狐の演技に騙されて。
かわいそうなひとたち。
此処には随分と美丈夫が多いし、暫くの間は餌に困らないかな。
さて、誰を最初に喰べようか。
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