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和泉 小夜
2019-08-16 21:33:41
4033文字
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とある本丸の神隠し(刀剣乱舞)
初出 18/06/25 20:44 Caravel
一年以上も前に書いた文章です。元々は和泉のバグでなく、別垢相互さんのバグでした。
内容は文章そのまま「歌仙兼定しかドロップしない」「(当時の大阪城は)地下50階までのハズなのに何故か地下100階まで降りた」でした。
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そんな話をしていると、新しい歌仙兼定が此方へと歩いて来た。
……
今は誰も倒していない。
ただ、雑談をしていただけだ。
だから本来なら、刀剣の誰にも逢い様が無い。
長谷部が前に出る。
「ウチの審神者に何か用事でも?」
『
……
、
…………
。
………
、』
何を言っているのか欠片も聞こえない。
思わず近付こうとすると、
「近付いても、言葉を聞いても駄目です」
と、長谷部が言う。
理由は「飲み込まれるから」だと。
段々と、歌仙兼定が此方へ寄って来る。
近付いてくるにつれて、歌仙兼定の言葉が少しずつ分かってきた。
『彼女は僕の審神者だ』
『何故、お前が彼女に仕えているのか』
『本当はお前ではなく、僕が彼女に仕える筈だったのに』
此の歌仙兼定は<お前達>ではなく、明確に当本丸の歌仙に向かって<お前>と言っている。
どうやら此の歌仙兼定は、長谷部や小夜、鶴丸などの別刀には微塵の興味すらも無く、当本丸の、<初期刀の歌仙>にのみ怨恨があるらしい。
何故、彼の歌仙兼定は、当本丸の初期刀の歌仙に拘るのだろうか。
それに『彼女は僕の審神者だ』という台詞も気になる。
私は長谷部を押し退け、歌仙兼定の言葉を聞く事にした。
『本当は貴女の本丸には、僕が顕現する筈だったのに』
『今、貴女の傍に居る近侍であろう其奴が、誰よりも憎い』
『嗚呼。せめて、初期刀が別の刀であれば、諦められもしたと言うのに』
『そうすれば、僕が最初に貴女の本丸へと顕現できたのに』
『せめて僕を、貴女の本丸へと連れて行ってはくれないだろうか』
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