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すだ
2025-08-17 22:19:27
6430文字
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主スバカグ
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カグヤはスバルのことが分からない
舞手スバルと嫁カグヤ
絆レベル5くらい。
スバルに構われる、自分の魅力に無頓着なカグヤが戸惑う話。
いろはがカグヤへの世話焼き強火勢。
いろはがカグヤより年上だと思っている投稿者による妄想があります。
メインストーリーのネタバレあり。(スバルとカグヤの関係)
#スバカグ
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「わたし思うんですけど、スバルくんのあれは対抗してるんですよ」
「まあ。どなたとですか?」
客足が途絶えたいろは茶屋。店番のお手伝いをしてくれているうららかに、いろはは最近どうしてスバルが春の里を頻繁に訪れるのか、彼女なりの推理を披露していた。
「里の人たちと、です。わたしたち、カグヤさんと仲良くなったじゃないですか。彼女の一番を取られそうで怖いんじゃないでしょうか」
「あらあら〜、微笑ましいですわ〜」
春の神は頬を染め口元に手を当てた。彼女の友であるほうさくが同調するように肩の上でさえずる。
「里の人たちは、みんなスバルくんがカグヤさんに会いたくて毎日春の里に通っているのを知ってます。なのに、当のカグヤさんは全く気付かないみたい」
「カグヤ様は色ごとに疎いみたいですわね」
「それもありますし、幼馴染の期間が長すぎて恋愛対象として意識されていないんじゃないんですかね」
「加えて許婚ですからね」
「そうなんですよ。お付き合いの前に結婚ですもん。恋愛に発展すればいいんですけど」
「スバル様も頑張っていらっしゃると思うのですけれど」
心配そうに小首を傾げるうららかに、いろはは同意する。
「そうですねー。でも、あれだけ意思表示してるのに、カグヤさんに全く伝わってないのが不憫というか」
「あらあら。ですがきっと、花と同じなのだと思いますよ」
「お花と?」
問い返すいろはに、ええ、とうららかは頷いた。
「花は時期がくればいつの間にか綻ぶもの。カグヤ様も、きっと」
それに、スバル様もずるいお人なのですよ、と笑ううららかに、いろははよく分からない顔をした。
「肝心な言葉は胸に秘めたままでは、純粋なカグヤ様には届きませんから。スバル様もまだ覚悟が足りないのでしょう」
「ああ、なるほど。カグヤさんには直球で好きだと言わないと伝わらないってことですか」
「ええ、その通りですわ」
納得したいろはは、茶屋隣のひときわ大きい桜を見上げた。今にも咲きそうな蕾を見つけ、うららかに語りかける。
「じゃあ私たちは、いつ花が咲くのか楽しみに待っていればいいですね」
「まあ、いろは様ったら」
春の気まぐれな強風を受け、桜の枝がしなりながら花を散らす。
桜吹雪が祝福のようで、うららかといろはは笑い合った。
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