sevendays23
2025-08-15 08:41:26
2290文字
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四皇の両翼

昨日と一昨日のツイをまとめたもの。
昨日のツイがどうあっても表示されないので、こっちにまとめてみます。

【四皇の戦闘員】


「いやだ!!」

きっぱりとした声が、サニー号の甲板で響く。剣士はあくびをしながらチラと見た。船長が腕を組み、膨れた顔をしている。

「どうかお願いします!」

「私をあなたの部下に!あるいは傘下に」

「なんでもするわ」

どうやら四皇の肩書だかはたまたお零れに魅了された海賊たちが、この島には多くいるらしい。女性やら男性やら混じり混じり。船長に色目を使うものもいたくらいだ。

「しねぇぞ!帰れっ!!」

だが、大きな声で船長が睨みつけ、叫ぶと、情けない声をあげて帰っていった。

「あんなの相手にすることねぇだろ」

「ゾロ!」

剣士は呆れたように言った。船長はそれに気づき、鼻息荒くどかりと彼の隣に座る。

「もう少し要領よく追い払え」

「だってよ!いいやつかなんて実際に話してみねぇとわからねぇだろ!」

「うるせぇ、怒るな……

「だって!!」

隣で大きな声で言うので剣士はキンキンした耳を塞いだ。船長はむすっとして口を膨らました。

「部下だの傘下だのなんだのが嫌だったんだろ」

「!そうだぞ!さすがだなゾロ!」

「そりゃわかる。後、なんでもするも、だ」

「そうそう!なんでもなんかしてほしくねぇ!みんなには自由にしてほしいんだ!!」

「だから、わかってるよ」

……ししっ」

船長はにひっと顔をほころばせた。剣士はそれをじいと少し戸惑ったように見る。

「なんだよ」

「ゾロちゃんと聞いてたんだな」

「そりゃいやでも聞こえるし、あんな大声出されたら昼寝の邪魔だ。そうおれが怒鳴ってもいいぞ」

「だめだ!船長のおれがするんだ!」

「はは、だろうな。冗談だ」

剣士は笑いながらムクリと起き上がった。船長は目を丸くする。

「機嫌がわりぃときは身体動かすもんだろ」

「おー!」

「お前もやるか、船長」

剣士がぐいっと指さしたトレーニングルーム。こんな時には迷わない。いや、迷わないのが普通だけども。ともかく、船長は顔をすっかり晴れさせた。

「やるっ!!」

「よし」

剣士は嬉しそうにトレーニングルームに船長を連れ込んだ。相手ができて嬉しそうだと言わんばかり。
しかし、運動をする前に、剣士に話を聞いてもらったからか、船長の機嫌はあらかた直っていたのだった。