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🌧
2025-08-12 18:50:09
1694文字
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こくるまげんみ❌ SS
後日談
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「
…
お早う よく眠れたかい」
聞きなれた声にゆっくりと意識が浮上する さっきのは、夢だ
彼女
…
ジェニファー=グレイリバーはこめかみ辺りを抑えつつ起き上がる まだあの夢を見るのか
…
偽物の箱庭の出来事が収められた、一種のアルバムのように それを無意識下で開いてしまうのはなぜなのだろう
隣でその様子を眺めるのは彼 勿論無機物などではない
彼はアンドリュー=グレイリバー
偽物の箱庭の中でも、記憶がなくとも、ジェニファーが無意識に求め続けた現実世界の夫 彼女の高い男性理想像に追いついてしまった男であった
彼は目覚めた妻に対して手を伸ばす
「まだ見てしまうのか」
「そうね」
「僕が、アイスピックなんだっけ?」
「とても扱いやすかったわ」
「今も充分尽くしていると思っていたんだが
…
」
「だって貴方だったもの、当たり前でしょう?」
そう緩く微笑めば、彼は惚けた顔をする なぜこの男と結婚したのか、ましてやこんなに相性がいいのか分からない あまり信じたくはないが運命と言うやつなのだろう 自身の小指から見えない赤い糸がどこかに繋がっているとは思えないが
ジェニファーが起き上がると同時に、アンドリューは手を伸ばして彼女を支えていた これがこの家での日常茶飯事
「レディファースト、好きだろ?」
「流石ね」
ただ廊下を歩いているだけ それだけなのに絵になってしまうのがこの2人
「酷い話だ 君は監禁されるのを分かっていたというのに僕に来るなとそう命令した 命令の形を取られてしまえば僕は動くことが出来ない」
「巻き込まれることも、面白そうと思ったから」
「君がもし帰ってきていなかったらどうなっていたか
…
」
「私が帰らなかったことなんてあったかしら」
「
……
ないね」
そう断言する妻に、夫は苦笑をこぼすことしか出来なかった
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