sousakuyamamusume
2025-08-03 08:08:20
903文字
Public ロイクさんの夢小説
 

暴走

イグラムさんが怪我してイオウさんが怒る


 きっかり5時間でイオウの眉間にしわが寄る。
 実験でわかっていた通りの効き目だ。
「起きたか。」
「ろ、いく……いぐらむ、いぐらむは、ねぇ、ねぇ!」
「大した怪我でもない。」
 むしろ一番重症だったのはイオウだが、それにしても元気に暴れる。全く、自分の状況を分かっていないにもほどがあるな。
「じゃあなんでここにいないの!」
「今が深夜三時だからだ。わかってら寝ていろ。」
「やだ、みにい、っ……
「動くな。暴走したあげく内臓まで硫黄に冒されていたんだ、動いただけで激痛だろう。」
 ……イグラムが撃てなかったら、間違いなくあの場で死んでいた。
 それだけギリギリの状態だった。
 たった1分の暴走でここまでとは、いかにもこいつの破滅衝動らしい。
……あやまら、なきゃ、イグラムに、まもれなくて、ごめん、って……
「明日の朝にしろ、寝起きのあいつは機嫌が悪い。」
 最も、俺が撃たせたから、というのもあるが。