ロンド
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時不知(丁諾)

金魚ノルと童話作家デンのすこしふしぎな話。デンノル。


設定

金魚ノル
おそらくシュブンキンの種。朱が少なく青白い身体に白と黒のモザイクが多い個体。透明鱗と普通鱗の反射がきらきらして美しい。すらりとした体躯、透明感のあるヒレ、吹き出し尾はひらひらと長く優美で、金魚としては大きめの15センチ。
3歳(平均寿命は7〜15年)。オスなのでエラブタに追星(小さな突起)がある。
素早く泳ぐ。そして跳ねる。大きな水槽がいいとのたまい、デンに100センチの水槽を買わせた。
生魚をよく食べるしメダカも食べる。ノルウェー産サーモンが格別に好き。
生まれつき魔法の力を持っているので人間に変身できる。喋る。生活環境に文句を言う。貢がせる。欲張りな金魚。デンは下僕。

デン
デンマーク出身の童話作家。作家業はデンマーク語だがたまにイラストの仕事や日本語の文筆も請け負う。
日本のそこそこ観光業の盛んな地方都市に住んでいる。海が見える。山があるのはいまだ慣れない。
築55年古民家を改装した2LDK一軒家に賃貸している。一階は和室居間台所と水回り、二階が洋室の寝所とベランダ。
近所にスーとフィンが住む。
酔っ払って帰った翌日、なぜか金魚が家の鍋に入っていた。
ノルを題材に物語を描いているがどうやっても官能小説のようになってしまい秘している。

スー
古民家風喫茶を営む。コーヒーとモーニングが美味い。デンがよく午前中に仕事しに来る。強面ゆえに喫茶店には観光客は少ないものの井戸端会議のおばちゃまがたむろする。

フィン
スー喫茶の隣の流行らない活版印刷屋。ネット注文を駆使してなんとか自転車操業している。