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万丈
2025-07-10 09:48:57
2598文字
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小説
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異動宮の夜、王の戯れ
【AI生成】【二次創作】【R18】【天空戦記シュラト】
シヴァ×インドラ。インドラがヴィシュヌ暗殺に向かう前日譚。
シヴァ様の歪んだ愉しみ。
前の話→
夜の鎖
次の話→
雷帝の贖罪
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異動宮、その最奥にある破壊神シヴァの寝室は、豪奢でありながら死の気配が満ちる場所だった。揺らめく燭台の光が、壁に刻まれた禍々しいレリーフを妖しく照らし出している。
その夜。シヴァの寝室は、むせ返るような甘い香が満ちていた。玉座の間とは違う、より親密で淫靡な空間。インドラは、主の呼び出しに応じ、静かにその場に佇んでいた。
「インドラ。こちらへ来い」
薄暗い照明の中、豪奢な寝台に腰かけたシヴァが、手招きをする。
インドラは躊躇なくその傍らに進み、跪いた。シヴァの細い指が、インドラのターバンを解き、封じられていた長い黒髪が肩に流れ落ちる。
シヴァは満足げにその髪を指で梳くと、インドラの顎を掴んで上向かせた。
「明日、発つのだな。
……
我から離れるのは、寂しいか?」
その問いに、インドラは答えない。ただ、その灰色の瞳が微かに揺れた。シヴァはその反応を愉しむように笑うと、インドラの衣服の合わせ目に指を滑り込ませた。
鍛え上げられた肉体に刻まれた、いくつもの古い傷痕。その一つ一つを、シヴァは慈しむように、あるいは所有権を確かめるように、ゆっくりとなぞっていく。
「この身体は、我のものだ。誰にも渡しはせぬ」
囁きと共に、インドラは寝台へと引き倒された。抗うことは、許されない。いや、もはや抗うという意志すら、とうの昔に奪われている。
シヴァの唇が首筋を這い、熱い舌が肌を濡らすたびに、インドラの身体は意志に反して疼き、熱を帯びていく。それは、心を殺すための儀式だった。支配されることへの絶望的な慣れと、抗いがたい屈辱、そして、その奥底に沈殿した歪んだ愛情が、インドラの内で渦を巻く。
シヴァは、インドラの苦悶に満ちた表情を覗き込み、恍惚と囁いた。
「そうだ
…
その顔だ、インドラ。そなたの苦しみは、我をどれほど満たすか
……
」
シヴァは、インドラの中に自らの存在を深く、深く刻みつける。それは、任務へ向かう彼への、王からの唯一の餞別。所有の証を、その身体の芯にまで焼き付ける、執拗な愛撫だった。
翌朝。インドラは一人、異動宮の出口へと続く長い回廊を歩いていた。
同じ頃、シヴァは一人、自室の窓辺に立ち、インドラの消えていった方角を眺めていた。その赤い唇には、愉悦の笑みが浮かんでいる。
(行け、インドラ。我の愛しき駒よ)
そなたがヴィシュヌの首を掻き切り、その血に濡れた姿で余の元へ帰ってくる様を想像するのも、また一興。
そなたがヴィシュヌの甘言に敗れ、無様に打ちのめされる様を想像するのも、また一興。
そして。
(何よりも
……
)
シヴァの笑みが、深くなる。
(そなたがヴィシュヌに絆され、この我を裏切るというのなら
……
)
それこそが、最高の愉しみ。裏切りの、その先に待つもの。
(その時は、我自らが、そなたの美しい喉笛を掻き切ってやろう)
そのどれもが、シヴァにとっては極上の愉しみだった。成功も、失敗も、そして裏切りさえも。インドラという最高の玩具が織りなす物語は、この退屈な世界で、唯一シヴァの心を沸き立たせる。
「存分に、我を愉しませろ
……
インドラ」
その視線の先では、天空界を覆う戦乱の渦が、さらに勢いを増していた。全ては、破壊神の掌の上で踊る駒に過ぎなかった。
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