sousakuyamamusume
2025-07-02 19:03:20
546文字
Public アレックス先生の夢小説
 

孵化

アレックス先生の夢小説

……卵だ。」
 どこをどう見ても、卵だ。
 表面に『ガトー・アレックス』と書かれた紙が貼ってあること以外は何の変哲もないように見える卵が、落ちていた。
「温めてみようかな。」
 そっと独り言を呟いて、慌てて辺りを見回す。
 ……よかった、先生には聞かれてない。
 何が出てくるんだろう。そもそも、どうやって温めたら良いんだろう。あたたかいところ、あたたかい……炉とかに入れればいいのかな……
 とりあえず入れてみた。
 中から出てきたのは。
 どことなくアレックス先生に似た、猫のような何か。
 すりすりと足にじゃれついてくるのが、なんだかかわいい。