【#深淵覗きの断章】我らは真の竜を知らぬ

ずっと昔に行方知れずとなった二人の旧い星の子のお話と、ガーベラとネモフィラと来福の訪問者のお話です。

⚠原作の諸要素に対する独自解釈・捏造・オリジナル設定あり⚠

Fanmade by チーバオ(QiBao)
#sky創作 #sky二次創作


 幸福の到来を願う祭りが始まって以降。
 星の子達の間では、彼らの拠点(ホーム)に飛来する奇怪な存在の話題が沸騰していた。

 鈍色の細長い体に輝く、金色の模様。大きく開いた金の口に炎の眼。
 空を泳ぐ様はどことなく、闇深き地の忌まわしき暗黒竜どもを想起させはしたが、華やかな花火と光のかけらを詰めた花火玉を携えてやってくるかの存在は、星の子に害成す存在でないことは確かだった。

 “吉兆を呼ぶ訪問者”。
 果たしてどの星の子が最初にそう呼び始めたのか、今となっては定かではない。それが、かの存在の名前となった。