トニー
2025-06-03 13:02:54
731文字
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三嫁咸鱼【三嫁咸魚】(比卡比)の紹介と感想

三嫁咸鱼(塩漬け魚※との三度の結婚)の紹介と感想です。
※広東語由来のスラングでぐうたらの意味

■ストーリー
 医官を志す美青年 林清羽(リン・チンユー)は占いを信じた皇后の命令により病弱な青年 陸晩丞(ルー・ワンチェン)に男妻として嫁がされる。
 名目上のこととはいえ人妻となったことで林清羽の医官への道は絶たれてしまう。
 陸晩丞に対して冷たい態度を取り続ける林清羽だが、陸晩丞のぐうたらながらもチャーミングな人柄と林清羽を尊重する態度に次第にほだされていく。
 親友となった二人だが、陸晩丞の死期は確実に近づいていた。

■感想
 比卡比先生作品を読むのは3作目です。
 トップレベルの読みやすさや出だしのうまさ、好感の持てるキャラクター造形は既読2作と一緒で安心して読めました。
 私は年の行った主人公の方が好きなんですが、比卡比先生は若さを純粋さや快活さや素直さという形で表現していて、つい好感を持ってしまうんですよね。
 この話はタイトルからもなんとなく3つのパートに分かれるんだろうなあと察せられてしまいますが、とにかく第1パートの出来がよかったです。
 彼らの純愛ぶりと別離の悲しみが本当によくて。
 しばらく動揺が治まらないくらい泣いてしまいました。

 序盤がすごく良かったものの、 中盤以降は先が読めてしまったり突っ込みどころがあったりベタベタした展開が続いたりしたので、個人的な評価は「两个皇帝怎么谈恋爱」と同じAかなと思います。(两个皇帝怎么谈恋爱はもっとコメディ寄りで大きな感動は無いですが、逆に世界観と出来事が一致しているのでマイナスが少ないかも)
 でも相変わらずストレスなく読めて面白いですよ!

 最後の番外が楽しかったので、あの出来事の結末まで全部読みたかったです。
 しかし、比卡比先生って広東語圏の人なのかな?