sousakuyamamusume
2025-05-18 17:37:48
1393文字
Public 一次創作
 

彼岸警邏隊8

マテバちゃんがんばる

 ああもう、手錠邪魔!というか、何が目的なのよこいつ!
「逃げようたってそうはいかねぇよお嬢ちゃん。人質なんだからおとなしくしてな。」
 返事なんかしてやらない。何言ってもどうせこいつの思うつぼ。っていうか私のこと人質にして、パパになにか要求するつもりなんだろう。武器も隠されて手錠までされたから何もできないって思ってるんだろうけど、私はそんな甘い女じゃないのよ。
「すごい睨まれてますけど大丈夫なんです?」
「どうせスギナのコネで入隊した女だ、たいしたことは――
――二度とその口きけなくしてやる。」
 もういい。
 お前らは私の逆鱗に触れた。
 私の力は、声を届ける力。最大限つかえば、目の前のこいつを昏倒させるぐらい、簡単なんだから。
「何を……うわっ」
 私の声を聞け。