第28回 称名寺薪能
称名寺境内 特設能舞台
2025年4月29日(火・祝)17:00開演
解説
(狂言)野村萬斎
(能) 櫻間右陣
連吟「放下僧」
子供連吟参加者
連吟「六浦」
金沢八景教室受講生
木遣囃子
金沢区木遣囃子保存会
火入れ式
狂言「舟渡聟」
船頭/舅:野村萬斎
聟:野村裕基
姑:高野和憲
後見:石田淡朗
能「竹生島」
老翁後に龍神:櫻間右陣
女後に弁財天:阪本昂平
大臣:宝生常三
天女奉仕の能力:飯田豪
笛:松田弘之
小鼓:大倉源次郎
大鼓:亀井広忠
太鼓:金春惣右衛門
※休憩無し(ノンストップ)
*・*・*
今年も称名寺薪能に行ってきました。
今回は例年より少し早い開催でしたが、今年も薪能日和で晴天に恵まれました。てか、今回で3回目の参加になりますけど、今のところ☔️に降られてはないですね。
……たぶん右陣先生が晴れ男なんだろーなー🙄(そっち?w)
始まる前に、各演目のシテより恒例の解説あり。
萬斎さんは
「こんにちは、というか、こんばんは、というか、まだ空がキレイなんでね」と夕方5時だとまだ明るいから悩みますよね😅
「ここ最近は天気に恵まれてて、てか来てる人は分かると思いますが、リピーターの人?🙋」と問いかけると、そんなに手が上がらず
「初めての人?🙋」と問うと大多数の方が挙手したので
「殆どですね(笑」と。
なので2:8とか3:7くらいの割合だったんですかね。前売り券が完売するくらいの人気の薪能なので、まさか、毎年客層がほぼ入れ替わっていたとは驚きでした😅
今年も両者ともユーモアを交えながら、場面ごとに細かく解説してくださったので助かりました。
狂言「舟渡聟」
智(アド)は智入りのために琵琶湖畔の大津松本から渡し舟に乗る。智の持つ酒樽に目をつけた船頭(シテ)は振舞わないと漕がないと言って酒を無心する。智は仕方なく酒を飲ませてしまい、すっかり中身の軽くなった酒樽を持って姑(小アド)のいる嫁の家に通してもらう。一方の船頭が帰宅すると、そこに居た男の顔を見て・・・。(公演チラシより)
月初めにあった夜桜能と演目も役者も全く一緒なんですがw
【備考】第32回 夜桜能 二日目感想⬇️
https://privatter.me/page/67f36a4b98840
今回は能「竹生島」に合わせて舟繋がりとかだったのかなーと。あとお目出度いところが共通とか?🙄
でもこちらは緑溢れる中での薪能でしたので、また違った雰囲気で楽しむ事が出来ました。鶯が鳴く中の狂言もなかなか風情があります。あと、昨年邪魔された暮六つのリアル鐘もね(笑)
【備考】第27回 称名寺薪能 感想⬇️
https://privatter.me/page/6635db7a424a6
やはり暮六つの鐘と狂言の時間帯と被ってるんだよね。
昨年は演目的にも被ってしまい完全にSEと化してしまいましたが(苦笑)、今年はBGM(背景)として溶け込んでたかなーと思います😅
解説で、狂言の登場人物は理性が無いと言っていたけど😂笑、萬斎さんの船頭は、ホントに自分の欲に忠実で、というかお酒に目がない=欲まみれで可愛い🤣爆。
客の持ち物がお酒だと分かると、おもちゃを見つけた子どものように、目をキラキラ✨️と輝かせてる🤣(あなたのお酒じゃないのよ!w)
んで、そのお酒欲しさに船頭が舟を揺らして客を脅す訳ですが、萬斎さんは【揺する】(=人を脅して金品を要求する行為)の語源がここから来てるんじゃないかと思ったと言っていて、成程なと思いました🤔
そして、あんなに活き活きしていた船頭が、先程乗せた客の正体が自分の聟であると分かってからの縮こまりっぷりが、これはこれで可愛くて🤣(おヒゲも取れて素顔が見れますしね🤭)
萬斎さんの「舟渡聟」、凄い好きだなーと思いました。もっと早くファンになっていたら、萬斎さんの聟姿も見れたのかもしれないけど、、、でも萬斎さんの芸風と船頭さんのキャラクターって相性良いなと思ったので、このタイミングでファンになって良かったンだろうなと思うことにします😌
あと前回も言ったけど、たかのんと萬斎さんの夫婦役、何度観ても面白い!大好物です🥰
最後は舅と聟が謡って終わるわけですが、詞章に丸いものがいくつか出てくるのに則って“丸く収まった”という意味があるそうです。後味の良い狂言ですね。終わり良ければ全て良しなのであります。
能「竹生島」
延喜帝に仕える臣下(ワキ)が竹生島参詣のために琵琶湖畔に着くと、漁翁(前シテ)が若い女(前ツレ)を乗せている舟を見つけ同乗させてもらう。翁は朝臣を竹生島の弁財天のところへ連れて行くが、朝臣がこの島は女人禁制と聞いていると問うと、弁財天は女体の神なのだから不思議はないと言って島の由来を物語ったのち、自分たちは実は人間ではないと言い残して、女は社壇の中へ、翁は波間へと消える。暫くすると御殿が鳴動して弁財天(後ツレ)が姿を現し、舞楽を奏する内に、湖から龍神(後シテ)が現われて光り輝く金銀珠玉を朝臣に捧げ、勇ましさを示した後、衆生済度、国土守護を約束して龍宮へと入っていく。(公演チラシより)
以前、蝋燭能で観たので良く覚えています。
何気にその時も金春流でした。
【備考】国立能楽堂 企画公演の感想⬇️
https://privatter.me/page/66f91be5670f7
狂言の終わりに日が落ちてきて、能が始まるころには鶯も落ち着き、すっかり良い雰囲気になっているのですが、蝋燭能の時とはまた一味違う雰囲気で楽しむ事が出来ました。
また、過去に一度観ているのと、さらに解説が加わったことで解像度が上がり、しっかり場面についていけた(想像力が働いた)のも良かったです。
あとは金春流の謡が慣れてきたのか、はたまたマイクを通すからα波が薄れたのか何なのか、良く分かりませんが眠くなることもなかったし、逆に、詞が聴き取れた分、またお囃子が先日観た公演に引き続きレジェンド揃いだったので、逆に身体がリズム取りたくなってきちゃって、不思議な感覚に陥りました😅
能を観ると眠くなるどころか覚醒する人が居るらしいけど、こんな感じなのだろうか?🤔
シテが中入りすると、間狂言のターンになるわけですが、その時のアイがワキへの接待のために島に伝わるさまざまな宝物を見せたり、高い岩から水中に飛び込む見世物「岩飛び」を披露します。
んで、これが最後上手く決まらず、最後にクシャミをして去っていくのですが、飯田さんの「くっさめ」が、なかなかアクセント効いていて豪快に感じたので、橋掛かり近くで観ていた私は、去っていく飯田さんに、心の中で拍手👏しておりました(笑)
そして、後ツレの弁財天様が登場し、舞い終えたところで、満を持して後シテの龍神様が登場する訳ですけど、両者が姿を見せた時、客席からは聴こえるか聴こえないかの微妙な音量で「おぉ〜
…✨」という声が漏れていたのが印象的でしたし、私自身も弁財天様の美しい舞と、龍神様のカッコ良さに惚れ惚れしてしまいました。
特に右陣先生のお舞台は、これまでも何度か拝見してますけど、ココ最近は柔らかい印象の役が多かった気がするので、今回の雄々しさには痺れました🥹✨
ということで、今回も満足度の高い公演となりました🥰
てか寒すぎず暑すぎずで、純粋に薪能が楽しめる時期なので、この称名寺薪能は気軽に楽しめる薪能だな、と改めて感じました。ノデ、今後も末永く続きますように🙏✨
過去の観劇日記はコチラから⬇️
https://privatter.me/user/mijuppa
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