ヨジ🔞
2025-04-27 14:42:14
9315文字
Public jjba
 

【DIOプチ】AD

もうひとつの心の記憶。

以前書いた徐プチ小説「Playback」の外伝。
【徐プチ】Playback DISC🔞 https://privatter.me/page/65803e46a07d0

DIO(Dom♂)×プッチ(Sub♂︎)メイン
緑色の赤ん坊との融合失敗if
ふんわりDom/Subユニバース設定。R-15くらい。何でも許せる方向け。
track02までは独立したDIOプチとして一応読めますが、track03は必ず「Playback」読了後にお読みください。


03 After Death

 これがDIOの思い出の、最後の再生だ。
「やはり、お前が来るだろうと思っていた……空条承太郎」
 今日、死刑執行人が、襟の鎖を鳴らしながらやってきた。以前ここに通っていたうら若きツバメは飛び立ったのだ。もう二度と、戻ってくることはない。
 DIOの因縁に決着をつけるのは、やはり、空条承太郎とわたしの二人しか、ありえないだろう。
 今更命乞いはしない。無駄だからだ。
 やつらがウェザーやフー・ファイターズを見捨てられないのはわかっている。わたしが死ぬことによって、ウェザー・リポートの封印されていた能力が解放されたり、あるいはフー・ファイターズの能力が消滅したりすることは、決して受け入れられないはずだ。だから今日までわたしは生かされていたし、問題が解決したから今日処刑されるのだ。
「ホワイトスネイクは自然消滅し、完全な再起不能状態……と、空条徐倫から報告を受けたか」
「わたしの娘は関係ない」
 承太郎の眉間に皺が寄る。やつはどんな状況でも、絶対に娘を庇うのだ。
 わたしはまぶたを閉じた。
「そうだな……
 今日この日、お前が一人でここに来ることは、わかっていた。
「だが、ここに記憶DISCがある……空条徐倫のものだ」
「何……!!」
 わたしがDISCを投げると、スタープラチナがキャッチした。内心狼狽しているだろうに、正確な動きをする。
 空条承太郎、お前はわたしを怒らせた。親友の敵なのだ。長年、どうすれば無敵のお前に勝てるか、ずっと考えてきた。当然、お前がどんな人間か、わたしは知り尽くしている……二十年以上の歳月をかけて対策してきたし、完全な記憶DISCも読んだ。
 時間が勝敗を分けるのだ。たとえただの感傷にすぎないとしても、わたしは勝つ。
「さて、どうするね? その記憶DISCを読むのか、読まないのか……選択の余地はないだろうがな」
……
 承太郎はDISCを読む。いくら癪だろうと、自分の娘とDIOの友との間に何があったのか、確認しないわけにはいかないからだ。わたしは脅威なのだ。現に今も、やつはスタープラチナを身構えさせて間合いを取りつつ、わたしの話を聞いている。自分の娘が記憶を奪われるという危害を受けているとなれば、しかるべき対処を取るつもりだ。
 この時点で、承太郎は負けている。やつのあずかり知らぬところで事態は進行していて、知ったときにはもはや手遅れなのだ。DISCに記録されている出来事は、起こってしまった過去だ。誰にも手の出しようがない。
 それを引き起こした力こそ「引力」、徐倫とわたしの間に働いていた、出会いの力であった。
 敵討ちは終わった。だが、だめ押しだ。
「DISCは魂を形にしたものだ。永久に保存できる……肉体の外に取り出してる限りはな」
 このくらいのことは、SPW財団がとうに解明しているだろう。ただ、確かめておきたいことがある。
「だが、死にゆく者の体内にDISCが入ったのなら……そいつの生命とともに、DISCもそいつの死にひっぱられる。それが、DISCの唯一の廃棄方法だ」
……
 やつの様子からして、どうやらDISCを抹消する方法は知らなかったらしい。わたしから押収したDISCを研究して、能力を保存したり魂を解放したりする方法は編み出したとしても、廃棄しようなどとは考えなかったのだろう。
 やはり、甘い。費やした犠牲の差が、空条承太郎とわたしの決定的な差だ。
 知りたいことは全部わかった。これでわたしは心置きなく、この世を去っていける。
「予言してやろう。空条承太郎、お前は必ず、完全なる死の忘却へ、そのDISCをわたしとともに送り込む。それが運命だ」
 やつはそうする。赤の他人や記憶の持ち主にさえ、このDISCの存在を知られるわけにはいかないし、DISCの処分に都合のいい人間は、生憎わたししかいない。全てをなかったことにしたいなら、わたしの言う通りにするしかないのだ。
 今、わたしは幸福だった。徐倫、死にゆくわたしを、君が微笑ませるのだ。だが君がそれを知ることはないし、知らなくていい。君のことを、大切に思うからこそ。
 わたしはきっと、二つの記憶との心中を遂げるだろう。
 こんなにも完璧な死後の覚悟はなかった。
「さあ、空条承太郎。いくら時間がかかっても関係ないから、安心するといい。そのDISCを再生playbackすることだ」

Playback DISC▶️https://privatter.me/page/65803e46a07d0