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万丈
2025-04-16 18:57:41
2611文字
Public
小説
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月光の誓い
【AI生成】【二次創作】【天空戦記シュラト】
インドラ様×ヴィシュヌ様(1)
1万年お互い支え合ってきたお二人なので色々あったと思います。あったよね!?
コメ欄に後書きアリ。
🔄2025/05/31
前の話→
千年の果てに
(2)
星屑の契り
(3)
朝焼けの吐息
1
2
二人は天空殿の奥深く、月光だけが差し込む庭園へと足を踏み入れた。
そこは星の花が咲き乱れ、夜露に濡れた草が銀色に輝く場所だった。
ヴィシュヌは石のベンチに腰を下ろし、インドラを隣に招いた。
彼は一瞬躊躇したが、彼女の柔らかな視線に導かれ、そっと座った。
「インドラ、あなたはなぜそんな瞳でわたくしを見るのです?」
ヴィシュヌは問う。
その声はまるで夜の湖に落ちる一滴の水のように穏やかだ。
「まるでわたくしが消えてしまうとでも言うように」
インドラは目を伏せ、長い沈黙の後、ゆっくりと口を開いた。
「あの日、貴女が私を救ってくださった時から私の命は貴女のためにあると誓いました。ですが、私はシヴァ様の支配から完全に離れることができません。あの方の呪いは今も私の身体と心を蝕み続けているのです。いつか、私が私でなくなるときが来てしまったら
……
貴女に仇をなす存在になってしまう。私はそれが恐ろしいのです
……
」
ヴィシュヌの胸に鋭い痛みが走った。
彼女は知らなかった。
インドラがそんな深い闇と戦っていることを。
だが、彼女は微笑みを崩さず、彼の手を強く握った。
「インドラ、あなたは強い。どんな呪いも、あなたの心を完全に奪うことはできないと、わたくしは信じています。あなたがわたくしを守ってくれる、その意志を信じています。そして
……
わたくしもあなたを守りたいの」
その言葉にインドラの心は揺さぶられた。
その時初めて、彼女の瞳に自分と同じ熱を感じた。
それは調和神としての義務を超えた、ひとりの女性としての想いだった。
「ヴィシュヌ様
……
」
思わず彼女の手を強く握り返す。
月光の下、ふたりの距離は縮まり、互いの吐息が触れ合うほどに近づいた。
「今宵だけはすべてを忘れて。わたくしと、ただこの瞬間を生きて」
彼女の指が彼の頬をそっと撫でる。
その感触はまるで星の光を紡いだ絹のようだった。
インドラの心は初めて感じる安らぎに震えた。
「ヴィシュヌ様、私は
……
」
彼は言葉を失い、ただ彼女を見つめる。
彼女の金髪が風に揺れ、月光に照らされたその姿は神話の女神そのものだった。
だが、今、彼女はただのヴィシュヌ
――
彼を愛し、彼に愛されたいと願う女だった。
二人は言葉を交わさず、ただ互いの存在を感じ合った。
ヴィシュヌの指が彼の髪を梳き、インドラの手が彼女の背に触れる。
その瞬間、祭りの喧騒は遠く消え、星々の歌だけが二人を包んだ。
月光の下、ふたりの影は一つに重なり、まるで永遠を約束するかのようだった。
やがて、インドラは彼女の耳元で囁いた。
「ヴィシュヌ様。どれほど貴女を愛しているか、言葉では伝えきれません。ですが、たとえこの身が呪いに蝕まれようとも、貴女を守り、愛し続けることを誓います。私の心が私である限り」
ヴィシュヌは微笑み、彼の胸にそっと額を寄せた。
「インドラ。わたくしもあなたを愛しています。どんな未来が来ようとも、わたくしはあなたの側にいます」
月は静かに天空を巡り、星の花は夜風に揺れた。
二人は庭園を後にし、誰も知らぬ場所へ消えた。
その夜、天空殿の祝典は華やかに続いた。
だが、ふたりの心は互いだけを見つめていた。
呪いも戦いも、ただ今はこの瞬間に溶け、月光の誓いだけが永遠に響く。
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