紺色歯車
2025-04-13 21:29:11
3934文字
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ロボ創作について

当方の書いているロボ創作における世界観とかロボの立場とかのまとめ(っぽいの)です。
暫定のものもありますが、少なくとも1ページ目は確定ものです。

なお、取扱ロボは
・基本男性型
・基本全て自律思考型(自我持ち)
・いわゆる両性具有
の要素を持ちます。


【ロボットの職業:3(警察官)


 性格設定や搭載機能の細分化と技術の発展と共に、警察官の役割を与えられるロボットの普及と強化は常に最優先されてきた。
 特に人手不足の問題解決のために、様々な形式のタイプが作り上げられたのは非常に喜ばしいことである。
 その役職や階級によって明確にランク分けがされており、機体数も異なる。人間に合わせて、階級が上の機体ほど数が少ないが能力や機能も優れており、その機体は特注された上で個性を持つ者が多い。
 様々なタイプが存在する彼らだが、総じて共通しているのは常に法を遵守する点と、困りごとに対して迅速に対応してくれることである。
 また彼らの普及のお陰で交番の数が増え、頼みの警察官がパトロール中で不在というようなことも滅多に起こらなくなった。
 彼らはしばしば装備として武装しているが、個体識別コードが組み込まれており、仮に武器を奪われたとしてもプロテクトがかかるため使用できない対策が立てられている。
 ロボットにおいて「正当防衛」がほとんど無条件に許されている稀有な職業。


【巡査】
 最も階級が低く最も数が多い機体。基本的に量産型で構成され、交番や駐在所のみならず、大型のタイプの公共施設なら必ず最低一体は在中している。
 誰でも臆せず話しかけられるようにするため、人畜無害そうな雰囲気漂うやや幼い顔立ちの小柄な体格で作られていることが多い。
 誰に対しても丁寧に接し、必要であれば自ら市民の盾になる行動を取るが、AI自体は比較的単純なものを組み込まれており、その行動の大半はプロトコルやフローチャートシステムに従った機械的な判断での結果である。
 声は朗らかで爽やかな印象を持つもので、正義感に溢れた若き警察官を彷彿とさせるもの。
 装備として高電圧銃と手錠、警棒を持つが、手錠以外は上官の許可によってロックが解除される仕組みになっており、自らの判断で使用することができない。
 しばしば上官の命令により「指揮受動モード」になる。
 この場合、近くにいる階級の高い者の指示に従う。複数人から指示が飛んできた場合、最も階級の高い者の指示に従う。
※なおイントレピッドとクリージャスは、【巡査】と【巡査長】の中間的立ち位置に属する(総合的には巡査型寄りではあるが)、比較的新しい種類の機体である。

【巡査部長】
 巡査タイプよりも幾分サイズが大きく、若干冷淡な雰囲気を持つデザインが多い。
 巡査タイプのロボットを指揮する能力が付加されており、人間の管理者の許可が降りれば彼らを指揮して任務に当たる。なお、無許可でこの手の行動をとっていた場合完全にバグなので修理に出されるか廃棄・交換される。見えない所でそんなことになると非常に危険なので、このタイプは必ず人間と共に行動させ、管理者に緊急停止用の識別コードが預けられる。
 訓練などで巡査タイプを数体引き連れている様子は引率の先生みたいで面白いが、有事の時は同じ巡査部長タイプとも連携して人海戦術をとってくる様が淡々としすぎていて――量産型でない場合はこの限りではないが――ちょっと不気味。
 口調は丁寧だが巡査タイプよりも声が低く、沈着冷静な雰囲気を持つ。
 装備は巡査タイプと同じだが、こちらは自らの判断で発砲ができる。
 特注品にもなると一度に指揮できる機体数が上がり、演算能力等も上がる。

【追跡者】

 交通安全課、白バイ隊のような役割を持つ機体だが、逃亡者がいるならどの場面でも駆り出される。数はそこそこ多い。
 事故と隣り合わせであるため殉職率がそこそこ高いが、特注品の高性能な機体も多く見られるタイプ。
 ジュリエッタやエレメンタが該当するタイプで、専用のバイクを乗りこなす姿は壮観。白バイ隊員がそうであるように、このタイプも子供たちからの人気が高い。
 一応は職位による階級があるが、ほとんど形式的なものであり、指揮能力を持つ機体はいない。これは己以外の機体をコントロールすることにリソースを割くよりも、各々が連携して追跡を行った方が効率が良いため。
 グレードの高い機体になると、バイクに乗りながら銃を発砲したり機転を効かせた動きができたりするようになる。
 事故現場に駆け付けて初期対応を行うこともあるため、中にはパブリックデータと自己の経験で所有している〝人間のデータ〟に極端な乖離を持つ者も。


人間との上下関係

【管轄者】
 警部補以上の階級に上がると、警察官機体を部下として持つことが認められるようになる。この警察官機体を部下として持つ人間を管轄者と呼び、管轄者には管理責任が与えられる。
 部下は基本的に上層部の判断によって管轄を担当する機体が割り振られ、機体のグレードや数はそのまま今後の期待や評価を表すと言っても過言ではない。通常は3〜5体、最大で7体ほどが任される。
 新任者には稼働年数の長い機体が必ず一体はつけられ、感覚を掴む手本とする場合が多い。
 管轄者は部下に指示を下せる権限を持つと同時に該当機体からは従事最優先指揮者として認識されるが、該当機体が不具合や故障で戦線を離脱することになった場合にその業務の埋め合わせを他の機体に割り振るマネジメント能力が求められる。また、暴走してしまった場合に強制的に機能を停止(破壊)させるキルスイッチの権限も与えられ、有事の際に行使する義務も背負う。
 部下が殉職した場合、正当な手続きを経て新機体を配属させてもらうかそのままでいるかは自身で判断を行う。ただし、最低でも3体の保有が義務付けられているため、この数を下回ってしまう場合は新機体貸与への拒否権は存在しない。
 ロボット嫌いの警察官は同僚に部下を預けて指揮を譲ることがよくあるが、この場合においてもキルスイッチの権限と責任は帳面上の管轄者にある。
 ロボットは人間に対し危害を与えることを禁止されているため、管轄者が部下の警察官機体に対して高圧的に出ることに問題はない。しかしながら、コミュニケーションを取り、人間に接するように関係を築いている警察官の方が機体の殉職率が低く成績も安定する傾向にある。また、キルスイッチ行使率も低い。
 管轄者は不定期ではあるが部下の異動(入替)が行われることがあり、誰が異動になるのかは上層部の判断による。これは稼働年数を貯めた機体を新任警部補に割り振ったりロボットのデータ蓄積の幅を広げたり、風通しの悪化を防いだりといった観点から行われる。
※ 特注型のハイグレード機体×2を与えられているフースティシア警部補は優秀な人材だと言える。