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さかな
11151文字
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フロ監
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こんなはずじゃなかった!
頑張って求愛するフロイドと、ペットかぬいぐるみ気分な監督生
pixiv投稿 2024年12月15日
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おまけ:ジェイドに歌を聞かれた日
「〜♪」
「なぁ子分、その歌なんだ? マグロってそんなすご
いのか?」
「これはねぇ私の世界の歌で
……
うーん
……
ツナにな
る魚だから親分も好きだと思う!」
「監督生さんにグリムくん。奇遇ですね」
「ゲッ! そっくり兄弟!」
「ジェイド先輩、こんにちは」
放課後、購買部近くのベンチでまったりしていたと
ころへジェイド先輩が話しかけてきた。拒否感を露わ
にするグリムを軽く撫でて嗜める。
「先輩もお買い物ですか」
「えぇ、手持ちのおやつが切れてしまって
……
」
そう言いながら恥ずかしげに抱えた大量の荷物をさ
する。別に気にしてなんかいないだろうに。
「監督生さんたちは何を?」
「グリムがぐっぼーいを貰えたご褒美に、ツナサンド
の買い食いです」
「オレ様今日は頑張ったんだゾ!」
「うんうん、すごかったねぇ」
先輩にビビっていたけど、自分の話題になった途端
ご機嫌が戻ったらしい。単純でかわいい親分だ。
「なるほどそうでしたか。しかし
……
」
あ、いじわるな笑顔。
「先程マグロの歌を歌っていましたが、購買部のツナ
サンドはマグロではなくカツオですよ」
「ふなっ!?」
「ふふ、カツオも無念でしょうねぇ。まさか自分を食
べながらマグロが誉めそやされるなんて」
「ふな
……
」
「もう!ジェイド先輩っ!」
「おやおや、僕はなにも間違ったことは言っていませ
んよ」
歌を聞かれてたのも恥ずかしいが、グリムがキャパ
オーバーしてしまいそれどころではなくなってしまっ
た。
とりあえず大事なツナサンドを落とさないようにグ
リムごと膝に回収して、ついでに口も拭いてやる。
「
……
それ本当なんですか?」
「えぇ、一度食べたことがありますから」
「さいですか
……
」
爆弾を落としたジェイド先輩はグリムの反応に満足
したのか「それでは」とだけ言って去っていった。
残されたのは未だ宇宙を背負ったグリムと食べかけ
のツナサンド。
「まぁまぁグリム。マグロじゃないのはびっくりだけ
ど美味しいことにかわりはないし、そんな気にしなく
ても」
「オレ様、美食研究会会長なのに全然気が付かなかっ
たんだゾ
……
」
それに加えて大好物なのにわからなかったのも落ち
込む原因らしい。マヨで和えられてるし、食べ比べた
ことも無いし! となんとか機嫌を上向きに修正させ
る。
帰ったら課題もあるのに、この短時間でかなり気力
が削がれてしまった。ほんとになんだったんだあの人
魚
……
。
魔獣と異世界、2人分の溜息だけが場に満ちていた。
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