11155.
2022-05-03 23:25:11
3877文字
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ひとりで見上げる場所

うちの子、蛍の日常話。ふと何故か気になって答えのない自問自答をしてしまうそんな場面です。おまけではうちよそCPで謙蛍が少しあります。



おまけ

 
「だ~れだ」
 手で目隠しをされた人物は口を開く。
「ちょっ……はぁ、蛍ちゃんだろ」
「えへへ! 正解!」
「蛍ちゃんぐらいしかしないぞ。俺にこんなことするのは……
「そうなの? すずめちゃんは?」
「彼女は蛍ちゃんに良くしてるだろう?」
「あ、確かに」
 そんなことに納得する蛍に思わず苦笑いする謙之介。
「謙おじさんにするように誰かにお願いした方が分かりにくくなるかな……
「いや、待て、蛍ちゃん。まずは蛍ちゃんの声をどうにかしないと意味無いだろう。候補が増えたところで直ぐ分かるよ」
「あー、じゃあ意味ないね。残念」
 口ではそう言いながら嬉しそうに笑う蛍は謙之介を当たり前のように後ろから抱きしめている。
……相変わらず、元気だなっ! 蛍ちゃんは、コレは前に辞めるよう言ったはずだと思うがっ!」
「そんなこと言ってたっけ? まあ、気にせずに~謙おじさん可愛い~」
「くっ!! そうじゃないだろ!」
「いいじゃん、二人しか居ないんだから~」
 耳を赤くする謙之介に蛍は満足気な笑顔をする。光に少し近づいた気がした。