sousakuyamamusume
2025-03-13 11:05:42
3324文字
Public 一次創作
 

赤と白&悪役令息つめあわせパック

メニュー:相方が大怪我して目覚めないのを看病する人~目覚めたときの反応を添えて


赤と白・ヴァイスの場合

「怪我?ロッソが?」
 元同僚、現部下になった男の報告に首をかしげた。あいつが僕以外の理由で怪我なんて何があった?
「炎魔法が火薬庫に引火したんだとよ!……です。で、ええと」
「状況は?」
……意識不明、だと。」
 意識、不明。
「あっ!どこに」
「ロッソのところにきまってんだろ!!」
「王国の!医務院ですぜ!!」
 後からの声に手を挙げて応えた。頼む、せめて間に合ってくれ。せめて僕が辿り着くまで。

 火傷痕はほぼ残らないらしい。怪我そのものも治癒魔法でそこそこ治るらしいが、目を覚ますかどうかは本人次第ときた。
「お前が寝て5日目だ。そろそろ起きないと腰痛めるぜ?」
 冗談交じりで声をかけるのは、そうでもしないと僕の心が折れそうだから。こいつが寝てる時間が長引くほど、僕は眠れなくなっている。寝ている間に死んでしまったらどうする?最近は、それしか考えられなくなっている。
「ロッソ。ロッソ・デ・コンティ。王国の騎士団長サマ?」
 空元気の空笑いが、広い部屋にこだました。ははは、はは……
……お前も、僕をおいていくのか?」
 両親も、仲の良かった部下も、よくしてくれた隊長も、みんな、みんなぼくをおいていったのに。お前まで、僕をおいていくのか?なぁ
 お前だけは、ずっとそばに居てくれるとおもってたのに

 泣き声が、聞こえる。……聞こえる?
 私は、意識をうしなっていた、のだろうか。泣いているのは、だれだ?
「ロッソ、なぁ、僕のこと好きなら起きろよぉ……っ」
 ……ヴァイス!?
「っつぅ」
「馬鹿飛び起きるな!!……って、お、おき、た……?」
 驚いて飛び起き、痛みで完全に目が覚めた。確かに泣いていたのはヴァイスだった。
「何日目だ。」
……5日目。」
「そうか。……それは、すまないことをしたな。」
 目の前で死なれることにトラウマがある彼の目の前でこんなことになるとは、私もまだまだだ。