sousakuyamamusume
2025-03-04 13:36:26
1834文字
Public 一次創作
 

赤と白(心が読めるようになっちゃったやつ)

魔法の暴発事故で心が読めるようになっちゃったやつ


同時に巻きこまれた場合

 ちょっとした事故に巻きこまれたと思ったら周りの内心が読めるようになった。そこまではいい。
 ただな、ヴァイス。めんどくさいからって喋らずに済まそうとするんじゃない。
「なんだよロッソ。」『こっちの方が楽だろ、周りに気つかわずに済むし。しかしなんだろうなこの魔法。何がどうなったらこうなるのやら。』
「いや、お前がそれでいいならいいが。」
「おう。」『あ、やったやつ処罰しようとか考えるなよ、後々面倒だし。』
 まぁそれもそうだ。以前お前がやられたときと違って今回は純然たる事故のようだし処罰まではしないでおく。
『しかし本当に便利だなこれ。文字通りの以心伝心というか。まぁ、お前以外のも見えるのは鬱陶しいが。』
 なんだ、私の内心だけなら鬱陶しくないと?
『うん』
 そ、そうか……

……私はお前の声が聞きたいのだが。』
「あ、そうか。喋らなくても済むっていえば聞こえは良いが声にならないな。」
 内心が読める時点で脳内で声に起こしてたから気付かなかった。確かに実際の声にはなってないわけだしそれもそれでアレか。
「急に声になると驚く。」『久々に声を聞いた気分だ。ずっとそばに居てそう思うのもヘンだが。』
「なんだよ注文多いな。」
「悪いか?」『かわいいところもある、と考えているのが筒抜けだぞヴァイス』
「悪かったら怒ってるっての。」
 知ってるよ、筒抜けなことぐらい。