sousakuyamamusume
2025-03-03 23:48:30
2072文字
Public 一次創作
 

赤と白(花吐き病)

BLではある
色気はない


ヴァイスの場合

 本当に金がない頃はその辺のもの食べて食中毒とかなってたけど、流石に最近はそんなことしなくなった。筈なんだけど。
「何をどうしたらこの量の花が出てくるんだ、僕の胃から。」
 しかも真っ赤な薔薇の花びらばっかり。
「おまっ、それどうしたんだよ!?」
 同僚の一人が驚いて言う。いや、僕も知りたい。
「吐いたら出てきた。」
「医者!医者行け今すぐ!!」
 大袈裟な……と思いながら医者に行ったら、受付の女性に「でしたら3番の診察室へお入りください」と言われた。どうも流行病の専門家らしい。随分と変わった食中毒がはやってるもんだ。
「ええと、口から花を吐いたと。」
「変なもの食べてないんですが。」
「ああ、食中毒じゃありません。これは恋の病です。」
「え?」
 いや、いやいやいやいや!?
 僕が!?あいつに!?惚れてるって!?
「お心当たりがおありですか?」
「あるといえばあいつしかいないけど認めたくないみたいな状態です……!」
「片思いが実れば治りますが実らなければ命に関わりますよ。」
 僕が言えば片思いが実る(?)のはわかってる。あとは。僕が認めるしかない。
……わかった、わかりましたよ!お代はいくらですか!?」
「え、3000Gです。」
「これでたりますね!?」
「あの、どこに」
「今すぐ!あいつに!告白してきます!!!」