私にとって初めての無限流(※)小説でしたが、とっつきやすいしおもしれーーーーーー!すぎて原文取得しつつ翻訳かけつつ24時間で読んでしまいました。
SFが好きな人や「どういうこと?」「こういうこと……?」のゾクゾクに脳汁が出る人は絶対読むべきです!
※無限流(无限流)とは・・・中国の小説の人気ジャンルで、様々なチームが集められて競い合ってルールに従いステージをクリアするような内容を含むもの。
■あらすじ
時間跳躍ができるようになった時代、過去に跳んで観察したり未来に跳んでテロを防いだりといった任務を行う組織「天穹」の観察員である季雨時(ジー・ユーシー)は怪我をしたメンバーに代わって宋晴嵐(ソン・チンラン)が隊長を務める七隊に派遣される。
季雨時はデスクワーカーで美人でかつゲイであることをカミングアウトしているため、ゲイ嫌いの宋晴嵐&マッチョ揃いのメンバーには歓迎されない。
顔合わせもそこそこにある任務に派遣された隊員たちだが、何らかのトラブルで本来の目的地とは違う時空に転送されたことに気づく。
■感想
おもっっっっしれーーー!!
特に最初のエピソード(副本)がめっちゃくちゃ面白いです。
同時にめっちゃめちゃ怖くて、ヒイイイイイ(^q^)ってなりながら読みましたが、ほぼ毎章、衝撃的な展開や衝撃的な事実の露呈で終わるのでページを捲る手が止まりませんでした。
怖い&アクション&「どういうこと?」が合わさって、ゾクゾクとアドレナリンがすごいことになります。
ずっと怖いだけだと息切れしますが、結構ユーモアもあるのでとっつきやすいです。大丈夫です。
非現実的な展開が続きますが、シチュエーションの描写や情景描写が素晴らしく、脳内をイメージが絶え間なく駆け巡ります。
大人になってからこれほど多くの映像を「見る」体験は初めてでしたし、見える情景もイマジネーションに富んでいて、自分が冒険の旅をしていたような気分になりました。
季雨時が美人で天才で強くてっていう結構マンガっぽい設定のキャラなんですが、心情描写がしっかりしているおかげでちゃんと地に足のついたキャラクターになっています。
宋晴嵐は精神的に安定している美形マッチョ軍人で、いつでもポジティブで絶対に助けてくれるので、えらい目に遭いまくりますが悲壮感を感じずに読めました。
恋愛もしっかり良くて、困難な体験を一緒にくぐり抜けることで絶対的な信頼関係を育み、特別な存在になっていくのがすごく自然です。
二人がついにカップルになるシーンの盛り上げ方もとっても上手で、興奮しすぎてしばらく呼吸が苦しくて頭痛がしましたw
この二人の恋愛模様は「直男(ストレート)が曲がる(※ゲイになるの意味)」とか「ストレートな愛情表現」みたいな言葉遊び的表現が何度も出てきて面白いですよ。
告白するまでの展開がすっごく笑えて面白いし宋晴嵐が格好いいので必見です。
■まとめ
SFらしい設定やストーリーが脳をガツーンと打たれたように面白いんですが、読者をワクワクやドキドキやゾクゾクで盛り上げるのがうまいという点にもとっても感心しました。
言いたいことがわかりやすく、しつこい描写も独りよがりな表現もまったくなく、作者のエゴを全く感じないくらいエンターテインメントに徹していて、更に描写がうまいという、トップレベルに小説のうまい作者様だと思います。
以下の作品を彷彿とさせるようなしっかりとしたSFでかつBLという、俺得でしか無いお話でした!
これらの作品のどれかを好きな人は薄霧好きです!(逆に薄霧が好きな人は以下もおすすめです)
・十三機兵防衛圏
・プロジェクト・ヘイル・メアリー
・エンディミオン
・シュタインズ・ゲート
・CROSS†CHANNEL
・夏への扉
・Heavy Rain
他にもモチーフが似てる作品は色々ありますね。きっと微风几许先生もこれらの作品がお好きなんだと思います。
あと、逆にSF読んだことない人もゲームみたいでとても読みやすいので試し読みしてみて下さい。
(理屈の面は私もちょっと理解しきれなかったところがありましたが、別に問題ありませんよ)
おすすめ度、A+の作品です!
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