nuka_boshi
2022-11-24 20:18:14
12043文字
Public すとぼ関連
 

【StoryBox派生自己解釈二次】アナザー祝祭前夜_裏【すとぼ二次創作】

すとぼづめvol.2ことすとぼアンソロ2に寄稿した作品の、スピンオフのような短編です。
自己解釈強めな、アナザーアリスと祝祭前夜のクロスオーバー。たぶん寄稿した方の漫画を見なくても楽しめる筈だと思うので、あまり細かい事は気にせずにお楽しみください。



 というわけで、すとぼアンソロ2に寄稿した漫画の、祝祭レン君視点スピンオフの物語でした。
 元々原稿のネームを描いた時点でこちらの物語の構成も出来ていたのですが、こちらまで描いてしまうとまぁページ数的な意味で量が凄いことになるなぁと思ったのと、こちらを載せずに寄稿部分だけにしておいた方が比較的綺麗かつハッピーエンドなお話にできるよねという事で、寄稿原稿の時はネームの時点でバッサリ没にしてました。懐かしいです。
 実際のところは漫画として描く予定だったネタだった(逆鱗に触れられたアリスと怯えるレンの絵が描きたかったのが一番大きい)のですが、今回サルベージするにあたってノベライズにしました。漫画のままだと片手間に描くにはむいてないのと、なにより小説にした方がQの描写を暈しやすいと思ったので……
 そんなこんなで寄稿原稿と一緒に考えてたものなのでそっちの話も混ぜて語りますが、当初の設定上ではアナザー祝祭前夜は『祝祭前夜』をテーマとした甘くて可愛らしい恋愛の話の物語としてJ君と祝祭リンちゃんのお話(※こちらは寄稿原稿の内容のことですね)と、『アナザーアリス』をテーマとした不気味で狂ったセカイの物語としてアリスと祝祭レン君のお話をそれぞれ進行したあと、最後に「あれは夢だったのかそれとも……」と思わせる描写を挟んだ後に満を持して全ての元凶たるハッターさんに登場していただくことで、二つの相容れない別々の物語を一つに纏めるという形のクロスオーバー構成にする予定でした。今思うと結構無茶というか割と無謀な試みな気もします。本当はここで寄稿原稿も引っ張り出してきて一緒に纏めたかったんですが、以前パソコンのデータ飛んだ時に一緒に吹っ飛ばした疑惑があるらしく、なんやかやでちょっと復元が絶望的だったので諦めました。すとぼアンソロ2がまだ手に入るようでしたらそちらをご確認くださいませ。ついでにお気付きの方もいるやもしれませんが、今回当たり前のように出てきたモブのティルタ姉さんはすとぼアンソロ2寄稿原稿にしれっと登場させてたキャラだったりします。当初の構想では出す予定なかったんですがせっかくなので出番を与えてみました。儀式の衣装を縫ってくれてる、恋バナ好きだけど彼氏とかはいない年齢不詳のお姉さんという裏設定があったりなかったり。
 内容的には、こちらはアナザーアリスが主軸の話なので、祝祭主軸のリン&J編と違って不気味かつ暗めのお話になっています。あと、基本的にレン君視点なので、アリスが色々と誤解されまくってます。実際のアリス知ってる人はレン君の勘違いのギャップで笑ってやってください。その辺、なんやかんやでお馬鹿全開だったけどJの本質を捉えていたリンちゃんとは割と対照的な描き方になった気がします。まぁ基本的にリア充かつ毎日幸せカップルな祝祭組の価値観的に、アナザーアリス世界観を理解できたらそれはそれで問題ある気がするので割と順当な結末ではないかなぁと思ったり。多分リンちゃんがアリスと出会っても似たようなことになるというか、むしろリンちゃんの場合もっと盛大に地雷踏み抜きそうというか。こういう噛み合っているようで絶妙に噛み合っていなかったり誤解させたりする展開描くの割と好きなので、趣味がめちゃくちゃ出てますね。
 最後に、ハッターさんの思惑について補足。一応当初はハッターさんの思惑がなんだったのかきちんと決めてあったのですが、数年間時間を置いた結果『でもハッターさんてこの目的でこれやらないのでは?』と自分の解釈が変わってしまったので、ハッターさんが何故祝祭の二人を招いたかは謎のままにすることにしました。アリスが作中でも言っていたように、ハッターさんの思考をあれこれ考えるなんてとんでもない徒労になるのかもしれません。全てはハッターさんの心の中に。

というわけで、StoryBox十周年のお祝いに改めて過去に考えてたネタを引っ張り出してみました。あらためまして、すとぼ10周年おめでとうございます!これからも壮大な物語の箱を楽しみにしています!