Privatter+
Font
Serif
Sans Serif
Color
Light
Dark
auto
Font size
Large
Medium
Small
Language
Japanese
English
Sign in with Google
Sign in with ID and password
Account ID
Password
Sign in
Forgot password?
Create account
runa
2025-02-12 23:24:07
2433文字
Public
Clear cache
【⚡️+🐍】『焦がれて』『嫉妬心』
・⚡️に焦がれる🐍の話
・嫉妬心とそれを上回る兄弟愛の話
⚠︎この物語は個人が非公式に作成した二次創作です。実在の人物、作品、制作会社、原作者とは一切関係ありません。関係者の方および一般の方の目に触れる可能性のある行為 (無断転載、転売、複写など)を禁じます。
Any act (including but not limited to unauthorized reprinting, resale, or reproduction) that exposes this work to the general public or persons related to the author is prohibited.
Do not use my art for Al training (AI 学習に使用しないでください)
1
2
焦がれて
灰色の雲の合間から青白い閃光が降り注ぎ、瞬く間に迫っていた軍勢が地面に伏せる。雷神の力を覚醒させたソーの前には、千を超える兵も小虫のようなものだった。まさしく"蟻とブーツ"だ。私はソーの後ろを歩きながら、哀れにも踏み潰された敵を見下ろして、溜息をついた。
時折、ソーの雷によって塵と化す有象無象の輩が羨ましく思える。
ソー・オーディンソン、雷鳴と共に空を駆け、眩い輝きを放ちながら勇猛果敢に戦う無敵の神。アスガルドの人々は口々にソーを讃えた。あれこそアスガルドの英雄の姿だ、次期国王に相応しい御人だと。私はそんな兄の後ろ姿をずっと見てきた。ソーが放つ光が強ければ強いほど、そこに生まれる影も濃くなる。私はずっと、兄の栄光の影で生きてきた。その陽射しのような眩い輝きは、忌々しく、疎ましく、妬ましかった。ときに憎悪さえした。それだというのに不思議だ。その光にどうしようもなく惹かれて、明るい方へ手を伸ばそうとしている自分がいる。いっそ燃え盛る炎に魅入られ、火に入る羽虫のように、焼き尽くされたいと願っている私はどこかおかしいのだろうか。
「ロキ、どうかしたか?」
ソーは、歩みを止めて私の方へ振り返ると、心配そうにこちらを見つめた。怪我でもしたのかと問うような視線に、なんだかバツが悪くなって目を逸らす。
「
……
いいや、なんでもない。片付いたのなら先に進むぞ」
私がそう言って足を進めれば、ソーは屈託のない笑みを浮かべてから、また前へ向き直った。
ソー・オーディンソンは、私を焼き尽くそうとはしない。その光は肌をジリジリと焦がせど、灰にはしない。それを焦れったいと思うのは変だろうか。
「
……
私も大概感傷的だな」
小さく呟いた声は、轟く雷鳴に埋もれて、誰にも届くことなく消えていった。
1
2
Reaction
If you make a mistake, you can cancel it by pressing the reaction.
Custom color
Reset color
広告非表示プランのご案内