sousakuyamamusume
2025-02-06 21:48:10
2003文字
Public 一次創作
 

彼岸警邏隊

刑事ものが書きたかった


覚悟

……だ、んな」
殴られた痛みで、目が覚めた。
心配そうな目がこちらを、見ている。
「よぉ、目ェさめたか。」
「おかげさまで、な。」
「動けるか。」
「むり、だ。正気を保つのでやっと、なんだから」
なんだよ。そんな顔するなって、なぁ旦那。
「だから、そら」
「これは……お前のリボルバー?」
「ぶっ壊すなよ、旦那。……高いんだからな、それ」
「はっ、抜かせ」
そうだ。それでいい。
俺にかけられた呪いは、近くに居る人間に危害を加えること。ならば
旦那さえいなくなれば――矛先は全部、俺一人が背負えば良い

やっと片付い……スギナ?
「おい何を」
「はは……終わったか?旦那」
「馬鹿、なにしてやがる!!」
そんなに壁に頭打って、額が血だらけじゃねぇか……!!
「周りに人がいなければ、呪いの矛先は俺に向くだろ。幸い、リボルバーも旦那が持ってたから」
「馬鹿野郎が!!」
なんで
なんで、誰にも言わないで、そんなことを
……言ったら旦那、止めるだろ」
「それがわかってて、どうして、そんなことをした」

どうして、なんて決まってるだろ
……旦那のこと、撃ちたくなかったんだよ」