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バラ肉
2025-01-17 05:41:28
5645文字
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ハンドクリーム事変(掌ブロ)
掌ブロ(クラッシュマン×ブロッケンJr.)
タグ乱時空です。
ハンドクリームを塗ってたブロを、嫁三人衆が可愛がる展開からの、完掌さんがブロにちょっかいかける話です。
※画像投稿の続きは2ページ目から
今回のブロはサポート超人で人間verです。(超人ブロ≠サポート枠のブロ)
人間なので、ブロの超人としての魅力を愛してるアタ兄は今回はお休みです。
特にタグ乱ネタはありません。別時空の話だと思ってください。
お題の見本として書いたけど特殊設定なのでもはや別物です。
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3
試合前の調整時間中。
ブロッケンJr.は先日購入したばかりのハンドクリームを手の甲に乗せていた。最近は乾燥もひどく、ほんの少し訓練をしただけで皮膚が引き攣る。ましてや超人パワーの恩恵のない体は、多少頑丈なだけで他は一般の人間と大差ない。無香料の白いクリームを、これまた雪のように白い肌に塗り込む。
今日は試合に出る予定もない。
そう、こっそりとやっていたところ。
「わあ!ブロッケンJr.さんも、ハンドクリーム付けてるんですかー!?」
「っ!」
突如、ビビンバの明るい声がサポート超人用の控え室に響いた。
普段から大きな声の彼女だが、今回は一際高く。一体いつから居たのか。己の背後から聞こえたそれにブロッケンJrは思わず両耳を塞いでいた。しかし、手入れ中だったため反応が遅れたのか。キーンと鼓膜を揺らす残響に堪らず顔を歪める。
「
……
おい! 急にデカい声を出すなよ!」
「あっ、ごめんなさ〜い! でもなんだか嬉しくって」
ついつい怒鳴り返してしまったブロッケンに対し、当のビビンバは勢いよく両手を合わせた。
素直に申し訳なかったと謝る姿に悪気は見えない。飽くまで驚きのあまり咄嗟に出た反応だったのだろう。それは火を見るより明らかで。ウッと次の言葉に詰まった後は、怒りを鎮める為にハァっと大きな溜息を吐くしか出来ない。
「そもそも、嬉しいってなんだよ
……
。つーか、この季節、手が乾燥するんだから仕方ないだろ?」
そう言って唇を尖らす姿はどこか不貞腐れており、実際年齢年よりもずっと幼く見えた。
クリームを付けたばかりの手を急いで後ろに隠す仕草も含め、厳つい見た目の割に随分と愛らしい反応である。
見るものが見れば、いわゆるギャップ萌えと言う状態に陥る筈だ。
現に、彼等のやり取りを黙って見ていた残りの面々は、揃って「可愛い
……
」と思ったとか思わないとか。
そして、見守るだけでは耐えきれなかったのか。ビビンバのみならず、残りのサポート女性陣もワラワラと二人のもとに寄ってくる。
「そうよね! この季節のお手入れは大切だわ! ちなみに私はローズの香りがオススメよ。ロビンがプレゼントしてくれてね
……
ふふっ」
「あっ、アタシが使ってるやつ、保湿がかなり強いんだけど試してみる? テリーにもたまに塗ってあげてるやつだから男性にも効くわよ!」
「待って待って! 私のも紹介するわ! これ、サラッとするタイプだけど匂いが素敵なの! スグル様にも好評よ!」
特に、アリサ、ナツコ、それに再びビビンバという正義超人三巨頭の嫁’sに囲まれる形になったブロッケンは、見るからにたじろいでいた。
「い、いや。俺はそんなっ
……
」
まさか乾燥防止にいそいそと塗っていたのがバレただけでこんな大騒ぎになるなんて。
(いくらサポート超人の立場とはいえ、自分の一番の武器である手刀の手入れは欠かせない)
そんな生真面目な想いがこのような形で裏目に出るとは、本人も思いも寄らず。
『女三人寄れば姦しい』
昔、ウルフマンに聞いた格言を頭の隅に浮かべながら、彼はキャーキャーはしゃぐ彼女らに揉まれるほかなかった。
「あ、手を大事にしてるならネイルケアもどうかしら? 爪も形も綺麗だし、折角ならちょっとだけやってみましょうか?」
「ブロッケンJrさん、唇のお手入れもしてる? だめよ〜男性もリップぐらい塗らなくちゃ!」
「そのヘッドギアの下って髪が生えてる
…
よね。そんなぴっちりだと蒸れるでしょ! 私が使ってるヘアオイルを送るわ!」
等々。
いつの間にか手のケアから美容の話にまで飛躍したていく彼女達に付いていけるほど、詳しい知識もなければ気力もなく。
「もう、好きにやってくれ
……
」
白旗を上げたブロッケンは、その後も延々と嫁たちの善意という名のお節介に付き合う羽目となるのだった。
そんな、やかましい控室前に
——
大きな人影が映っていたのも知らず。
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