ぬこ尻ryo
2024-12-26 17:15:27
2759文字
Public ミニぐれ
 

ちいさきものは剣士の夢をみるか(仮)

ミニマムサイズに小さくなって転生した紅蓮の魔導師(二週目)というごりごりの妄想捏造甚だしい設定の通称『みにぐれ』シリーズ短編集
よく悪夢をみるみにぐれさんです。
みにぐれはデュラン一家とフォルセナ在住です。
みにぐれは、デュランと同じベッドで寝ています。

※BL要素が根底にあります。
※みにぐれは、小悪魔攻めです。
※個々の小話は、「こういうワンシーンが書きたいな」という妄想の欠片を可視化しただけで連続性は特にありません
※多分、あんまり大人向けなシーンはありません
※なかなかの鬱々とした昏い内容ばっかりです



《雲散霧消》



今日の訓練が新人指導だったために普段以上に気を張りすぎた。
肉体はもちろん、精神までも疲労困憊、もうこれ以上は何もできない、というところまで働かされた一日だった。
デュランは帰宅すると晩御飯もそこそこにシャワールームへと向かった。
カラスの行水程度に湯あみを終えて、さっさと体を休めようと自室に向かう。

けれどデュランは、ぐれんまが先にベッドの上で寝ていたことに気が付かなかった。
重力に耐え切れなくなったデュランがドスンとベッドに倒れこんだ反動で、ぐれんまがポーンっとはじけ飛んだ。
そしてくるくると宙をきりもみしながら、あおむけに倒れたデュランの顔面に激突した。



べしゃん、バチン、と、ぶつかり合う音と風船が割れる音が同時に起きた。



「痛えなあ」と思いながらデュランが顔をさすりながら顔面に落ちてきたものをつまみ上げる。
ぐれんまは、あれだけの衝撃があったにも関わらず、相変わらずぷうぷうと新たな鼻ちょうちんを作ってぐっすりと眠っていた。
ちょっとやそっとの衝撃ではなかなか目を覚まさないことは知っていたけれど、これほどまでとは肝が据わりすぎている。
いやむしろそれを通り越しているような気持になって、デュランは非常事態時の心配をした。
もちろんそれが杞憂に終わればよい。

ぐれんまを胸の上に寝かせてぶつかった個所をよしよし、と撫でてやると、デュランは手のひらに異物感を感じた。
よくよくみると、ぐれんまのおでこには、おおきなたんこぶができていた。

デュランは思わず、「あはははっ」、と声を上げて笑った。
一日の疲れが、しゅわあーっと、炭酸水の泡のように溶けて消えていった。







今日の訓練が新人指導だったために普段以上に気を張りすぎた。
肉体はもちろん、精神までも疲労困憊、もうこれ以上は何もできない、というところまで働かされた一日だった。
デュランは帰宅すると晩御飯もそこそこにシャワールームへと向かった。
カラスの行水程度に湯あみを終えて、さっさと体を休めようと自室に向かう。

けれどデュランは、ぐれんまが先にベッドの上で寝ていたことに気が付かなかった。
重力に耐え切れなくなったデュランがドスンとベッドに倒れこんだ反動で、ぐれんまがポーンっとはじけ飛んだ。
そしてくるくると宙をきりもみしながら、あおむけに倒れたデュランの顔面に激突した。



べしゃん、バチン、と、ぶつかり合う音と風船が割れる音が同時に起きた。



「痛えなあ」と思いながらデュランが顔をさすりながら顔面に落ちてきたものをつまみ上げる。
ぐれんまは、あれだけの衝撃があったにも関わらず、相変わらずぷうぷうと新たな鼻ちょうちんを作ってぐっすりと眠っていた。
ちょっとやそっとの衝撃ではなかなか目を覚まさないことは知っていたけれど、これほどまでとは肝が据わりすぎている。
いやむしろそれを通り越しているような気持になって、デュランは非常事態時の心配をした。
もちろんそれが杞憂に終わればよい。

ぐれんまを胸の上に寝かせてぶつかった個所をよしよし、と撫でてやると、デュランは手のひらに異物感を感じた。
よくよくみると、ぐれんまのおでこには、おおきなたんこぶができていた。

デュランは思わず、「あはははっ」、と声を上げて笑った。
一日の疲れが、しゅわあーっと、炭酸水の泡のように溶けて消えていった。