和泉 小夜
2020-10-15 00:50:18
2395文字
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三日月と大包平

相互さんへの誕生日プレゼント。「大包平が三日月を追いかける的な」とのリクだったので。
貞が文中で言っている「山姥切国広の件」は此方→https://privatter.net/p/3986923


『そういえば貞ちゃん、大包平さんとはどういった関係なの?』
『俺とお前の仲だろうって、大包平さん言ってたじゃない』
「気になる?別に大したものでは無いんだけれどね」
『大したことじゃないかは僕が決めるの!ほら話して!』

みっちゃんが珍しく拗ねている。何だか可愛い。

「元々は徳川家に居てね。忠宗様と振姫様が結婚した時に伊達家に来たんだ」
「振姫様は、池田輝政様の御息女で、徳川家康様の孫娘且つ養女なんだよ」
「だから大包平様、俺の事は御息女の嫁入道具って認識なんじゃない?」
「或いは、同じ家に居ただろうくらいの認識なのかもね」
『ふぅーん、そうなの。何か面白くないなぁ……

更に拗ねてしまった。先程よりも不貞腐れているのが分かる。困ったな。

「みっちゃん。俺は伊達忠宗様の刀として此処に顕現しているんだよ」
「池田輝政様の御息女で、徳川家康様の養女の、振姫様の刀ではなく」
「それに俺は、みっちゃんの相棒でしょう?それで良いじゃない」
「俺は、みっちゃんの相棒であることが、何よりも嬉しいんだけどな」

そう云うと、少し機嫌が直ったようで。
『そうだよね!』と、笑顔で云ってくれた、が。
未だ根に持っているのか、力強く抱き締められている。離れられない。
恐らく此れでも手加減しているのだろう、極太刀の打撃と衝力って凄い。
これから大包平様には、発言に気を付けてもらうとしよう。