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和泉 小夜
2019-09-09 22:26:06
1470文字
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さだふど(切ないのシリアス風味)
とりあえずもう一個はまだ書いてませんが思い浮かんではいるので明日以降に投稿します。
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「貞はさ、狐みたいな子なんだよ」
どういう意味か、さっぱり分からんことを不動は言い始めた。
俺を呼んだのはそれか?太鼓鐘が狐?何処がだ?
あいつは好きなヤツに懐き、嫌いなヤツに吠える癖があるから
……
。
太鼓鐘を動物に例えるなら、犬が適切なのでは?
「薬研は、思ったことない?あれは狐だって」
『無いな。太鼓鐘の何処が狐なんだ』
太鼓鐘は狐よりも犬だろう、という言葉は飲み込んだ。
「九尾みたいに魅了して、テウメッソスみたいに逃げるのが上手で」
「俺は貞に魅了されて、捕まえようとして逃げられて」
「ほら、貞は狐じゃないか」
「それも、とびきりタチの悪い狐だ」
「俺はライラプスではないから、テウメッソスを捕まえられないんだ」
成程な。テウメッソスとやらは、逃げるのが上手な狐なのか。
ライラプスは知らん。捕まえるのが得意な何かしらか?
というかテウメッソスもライラプスも何処かで聞いたな、何処だったか。
兄弟が言っていた気がしなくもない。
確かに、太鼓鐘は逃げるのが上手い。
のらりくらりと躱して、何処かへ行ってしまう。
そして、最近は何だか不動を避けている気がする。
不動との間に、何があったのやら。
太鼓鐘の方は後藤に任せているし、あとで話を聞いてみるか
……
。
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