和泉 小夜
2017-09-30 01:15:47
1985文字
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恋話(燭へし)

先日、相互さんと「大太刀長谷部を国重様って呼んでて長谷部と気付かずバグとかで姿が大太刀時代に戻った時に初めて『長谷部くんって国重様だったんだ……!』と気付く光忠が可愛い」という感じの話をしまして、今日考えた話がコレです。流行れば良いのにと思ってます。


「あのね、実はね、国重様が好きだったんだ……

燭台切がそう言うと、皆は一斉にへし切を見た。
へし切は気が不味そうに茶を啜っていた。

「燭台切は、国重様の何処が好きだったの?」
とりあえず聞いてみようと思い、燭台切に話を振った。

「え?そうだなぁ……
「まだ憑喪神として未熟だった頃にね、初めて会った刀なんだけれど」
「僕が泣いてた時によく頭を撫でてくれたり、お菓子をくれたりしたんだよ」
「当時の僕は、不動くんや薬研くんよりも小さかったんだけれど、覚えてないかな?」

覚えてるよ。あの号の無い小さな光忠の一振が、こんな伊達男になってるなんて、
最初見た時は信じられなかったくらいだよ。

「それでね、実はね……
「僕、当時、国重様と口吸いしたことがあるんだ」

またもや一斉にへし切に視線が集まる。
へし切は茶を盛大に吹いていた。

「長谷部くん、如何したの!?布巾持って来るから待ってて!」
そう言うと、燭台切は部屋を出て行ってしまった。