Privatter+
Font
Serif
Sans Serif
Color
Light
Dark
auto
Font size
Large
Medium
Small
Language
Japanese
English
Sign in with Google
Sign in with ID and password
Account ID
Password
Sign in
Forgot password?
Create account
和泉 小夜
2017-08-09 15:35:08
2127文字
Public
Clear cache
共依存(燭へし)
お題箱より「お互いのことが好きすぎる共依存燭へし」。お題は「ひとでなしの遺言。(
http://deichunohana.web.fc2.com/
)」様からお借りしました。
1
2
3
4
5
へし切は燭台切と懇ろらしい。
道理で、味が混ざっていたわけだ。
へし切は金平糖のような、燭台切は飴玉のような、それぞれ上品で甘い味だったのに。
二人が懇ろになってしまってからは、味が混ざってしまった。
無理を言って薬研に付き合ってもらい、へし切の部屋に向かった。
其処には燭台切も居た。
「なぁ、へし切。アンタは燭台切がすきなんだよな?」
「
……
何を莫迦なことを言っている。当然だろう」
「それと、俺の事は長谷部と呼べ」
そう言い切ったへし切の声には、燭台切の味も混ざっていた。
「何だ、お前等も燭台切が欲しいのか」
「いや別に、要らないから大丈夫」
「そうか」
「
……
長谷部は、燭台切の旦那の、何処に惚れたんだ」
「何処だろうな」
べつに別れて欲しいわけじゃないけれど、もう遅いような気がする。
へし切は燭台切に執着を始めている、
「総て晒して見せて呉れる処、かな」
「どの感情も、俺だけが独占できる」
「此奴の弱いところも、涙も悲しみも怠惰も、あいも、」
「総て全て、俺だけに見せて呉れる」
「縁の在る刀剣男士よりも、俺を大切にしてくれる」
「そんな所が、堪らなく愛しいんだ」
へし切がそう云い終えると、燭台切は俺達に下卑た笑いを向けた。
「そうか。長谷部が幸せなら、俺も不動も口を出したりはしない」
「だが、何か在ったらいつでも聞くからな。いつでも言ってくれ」
「それじゃあ、邪魔したな。不動、帰るぞ」
薬研はそういうと、俺の腕を引いて部屋を出てしまった。
そして早々に、「もうアレとは関わるな」と、俺の顔を見ずに云った。
1
2
3
4
5
Reaction
If you make a mistake, you can cancel it by pressing the reaction.
Custom color
Reset color
広告非表示プランのご案内