木蔦(キヅタ)
2022-10-30 17:24:29
1904文字
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痴漢に遭うまんばの話【ちょぎくに】※現パロ




(痴漢だ!)

男なのに何故?とか尻触って何が楽しいんだ?とか混乱する。

手はまんばの尻を撫でている。
ぞわぞわ気持ち悪い。

(そうだ、捕まえて、駅員に突き出せば!)
そう思ったが、その手が前に回り、まんば自身を撫でる。
……っっ」

つつつーっと撫でる指にぴくんと反応してしまった。声が漏れなかったのを褒めてほしい。
気を良くしたのか、手はそのまま国広を愛撫する。

……っ」
やめてほしいのに、変な声が出そうで抵抗できない。気持ち悪いのに、自分のそれは立ち上がってしまっている。生理的なものだ。

右手は鞄を持っていて、左手は口元を押さえている。左手で取り押さえる瞬間に変な声が出たら注目を浴びるだろう。もし痴漢に逃げられようものなら、自分が痴態を晒すだけになる。

「大丈夫?」

こそっと耳元で囁かれた。
ふと見ると銀髪の彼が心配そうに見ている。
「そ、その……
言うべきか言わないべきか迷う。
彼が強引に手を引き、自分と彼の体を入れ替えた。壁ドンされたような体勢になりドギマギする。
(痴漢されてることを察して?)
助けてくれたのか、と思うと胸が温かくなる。

しかしたってしまった物をどうするか迷う。このまま隠し通せるかと思うが体が密着していてバレるのは時間の問題だ。

案の定、彼の太ももに当たり、気付かれてしまう。国広の降りる駅に着くと、徐ろに彼が手を引き、国広を連れ出す。彼の降りる駅はもっと先のはず。

トイレの個室に一緒に入り、処理。
そのままセッになだれ込む。学校は当然遅刻。

電車で会うたびにそのことを思い出して赤くなる。向こうもそう考えているのに気づいたようで苦笑される。


そしてちょっとずつ距離が近くなり、言葉を交わすようになり、恋仲になるまで時間は掛からなかった。

ちょぎくにハピエン!!
お疲れ様でした!


ちなみに痴漢したのは長義くんです。