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木蔦(キヅタ)
2022-10-30 17:17:38
4063文字
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本霊に託された分霊まんばの話【ちょぎくに】
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もう少しもだもだしたくて別ルート書きます。
まんばは本霊を裏切ってしまった罪悪感・背徳感はある。だけど長義に見つめられると拒否できない。いけないと思いつつも、彼に触れたいという欲が勝ち、気づけば手を伸ばしている。
奥深くまで口付けをかわし、触れ、触れられ、そして交わり。
ダメだと思いつつも、その後も彼と行為を繰り返した。
この所為で本霊が損なうのはわかっていた。しかし欲望を止められなかった。
何度目かの交わりで、まんばは鏡を見た。そこには目が藍色で髪の根元が銀に染まっている自分が写っていた。
ぞっとした。
長義に神気を注がれ、
随分混ざり合ってしまった。急に本霊のことが心配になった。
長義に別れを告げる決意をする。最早手遅れかもしれないが少しでも自分の霊力を元に戻さなければと思った。
長義に切り出すが、じっと見つめれる。
「俺のことが嫌になったのか?」
「ち、違う
…
!」
「俺は一緒にいたいのに、お前はいたくないのか?」
いたいが、これ以上はいけない。一緒にいればつらくなる。一緒にいればキスもしたいし、それ以上も
…
。
胸がぎゅっとなる。
「俺には使命があったのに、それを怠った
…
。これ以上はダメだ、他に迷惑がかかる」
「俺と付き合えば誰かに迷惑が掛かると?これはお前自身のことだろう、他がどうとかじゃなく、お前のことを話せ」
「しかし本当に
…
!同位体がいなくなるかもしれないんだ
……
!俺のせいで!」
「本霊となにかあったのか
…
?」
長義に事情を話した。これ以上隠し通せないと思ったし、黙って耐えるのも限界だった。
話を聞き終えて、長義は強引にまんばを押し倒す。
「本霊と俺、どっちを取るの?」
「
……
!それは、」
「俺から離れたいってこれ以上言えないようにしてあげる」
長義は本気だと悟る。抵抗しようとすると待ったが掛かった。
「要は神気を注がなきゃいいんだろ?」
「
……
?」
粘膜同士での直接的な接触を避けて、だけどこれでもかと言うほどひんひん言わされる。とろけるほど気持ちいいことをされて、理性はぐずぐす。
口先だけの制止の言葉は嬌声に変わった。
こんなことなら普通に抱かれた方がマシだったかもしれない。まんばがぴくんと反応するたびに楽しそうにしている。いつもより長い時間を掛けて愛撫されている。
そしてついにまんばの方が音を上げた。
(暗転)
結局まんばは耐えきれず自ら欲しがり、交わってしまった。これ以上はダメだと心に決めたはずなのに脆い理性だった。
もう本霊はダメかもしれない。自分勝手な分霊ですまないと心の中で謝る。
すると目の前に本霊が現れた。半眼でまんばを見下ろしてる。怒ってる。
というか恥ずかしい。隣で長義は寝てるし、まんばも裸だ。
『まったく、お前は
……
』
ため息。失望された!とショックを受けたが、様子がおかしい。
続いて、本霊の横に長義が現れた。恐らく彼も本霊。すごくニコニコしている。
『この子がカケの個体かな』
カケ?欠け?掛け?駆け?
『お前のお陰で勝てたよ、ありがとう』
勝てた??
ということは賭け!?
本霊まんばを見るとバツが悪そうな顔をしている。
『お前に言ったこと、少し嘘をついた。すまない』
「嘘!?」
『交わらなければ力を取り戻せるというのは嘘だ』
つまりセッ
…
しても大丈夫ということか。悩んでたのは
なんだったのか。
『霊力が足りないのは本当だ、写しだし、名剣名刀には及ばないからな。だから本歌の本霊から霊力をもらうことになっていた』
それなら問題ないのでは?
ますます本霊本歌の笑顔が深まる。
『それで、その
……
俺が本歌との取引を拒否したので
……
。俺が渾身込めて作った個体が、
……
その、
…
本歌を求めたら、そしたら取引に応じると賭けを持ちかけられた。俺は勝てるよう俺に似た個体を作った。それがお前だ』
「????」
まだ事態が飲み込めない。
まずなぜ本霊は本霊本歌を拒否したのか?しかもなぜ分霊の行動を賭けたのか。
『とにかくお前が本歌に心を許したので、俺は賭けに負けた』
『違うだろ、この子がお前の素直な心を示してくれたから、観念した、だろ?』
『う、うるさい!』
( °ω° )???
『あんなことを言ったせいでお前が思い悩んでいるようだったから謝りに来た。すまなかったな』
「はぁ
…
」
『じゃあ詫びと説明も終わった事だし、霊力供給の続きしよっか』
『もう十分だ!じゃあな、分霊!幸せにな!』
フッとふたりが消えた。
( °ω° )????
「なるほど、大体読めた
…
」
寝てたと思っていた長義が起きた。何がわかったのか。
「要は俺達がいちゃついてれば、本霊達も素直になれて、みんな幸せってことだよ」
「な、なんでそうなるんだ?本霊と分霊とは言え、いちゃつくとか関係ないだろ!?」
「お前は本霊にとって特別な個体なんでしょ?
だからだよ」
ということで分霊ちょぎくにも無事イチャイチャできて、ハッピーエンド!
お付き合い頂きありがとうございました!お疲れ様でした!
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